アニマルセラピー実習が盛況に開催
2025年11月12日、新潟市中央区の「愛広苑壱番館」にて、医療法人愛広会と国際ペットワールド専門学校によるアニマルセラピー実習が開催されました。このイベントは、動物とのふれあいを通じて入居者の情緒的な安定や意欲を向上させることを目的にしたもので、医療法人愛広会の運営する介護付有料老人ホームと専門学校が連携して実施しました。
イベントの内容
当日は、動物飼育管理学科の学生11名と特訓を受けた2頭の犬(ノーフォーク・テリア、ミニチュアプードル)が参加しました。犬たちは得意のパフォーマンスを披露するとともに、入居者とのふれあう時間も設けられました。会場は終始笑顔に包まれ、「久しぶりにワンちゃんと遊べて楽しかった!」といった声が飛び交い、入居者にとって心温まるひとときとなりました。
学生と入居者の交流
学生たちは、入居者に犬を撫でてもらいながら、彼らの喜ぶ姿に安堵の表情を浮かべていました。特に、「学生さんが作ったワンちゃんのカードももらえて嬉しかった」との声が印象的でした。入居者の笑顔は、学生たちにも温かい気持ちをもたらし、互いに良い交流が生まれました。
愛広苑壱番館の取り組み
愛広苑壱番館のケア統括部長である篠澤毅泰氏も、「ワンちゃんの優しいぬくもりに、ご入居者様の笑顔と活力が満開になりました」とコメントしました。この取り組みは、昔の家族(ペット)についての話題が弾むなど、心の安らぎを感じさせる場でもありました。篠澤氏は、来年はより多くの方に参加いただけるよう準備していく意向を述べています。
今後の展望
国際ペットワールド専門学校の学生も、「ご入居者様が喜んでくれたことが何より嬉しい」と話しており、今後もこうした実習を通じて入居者に癒しを届けていく意義を感じていました。
さらに、愛広会と専門学校では、地域や世代を超えた交流を継続的に行っていく考えです。今回のイベントを足掛かりに、他の施設への展開や外部との新たな協働を強化し、入居者の生活の質を向上させるとともに、学生たちの学びの機会を増やす取り組みを進めていく予定です。
医療法人愛広会について
新潟県を拠点に医療・介護施設を展開する医療法人愛広会は、様々な医療サービスを通じて地域社会に貢献しています。介護付有料老人ホーム愛広苑壱番館は、入居者個々の意思や思いを最優先にしたサービスを提供しており、地域に根ざした支援を行っています。
国際ペットワールド専門学校について
同専門学校は、日本海側最大級の動物系専門学校であり、動物関連業界との強い連携により、「専門力」と「人間力」を兼ね備えたプロフェッショナルを育成しています。
医療と教育、地域が一体となって進められるアニマルセラピーは、今後ますます重要な取り組みになっていくことでしょう。