アイリスオーヤマが新たに開発したDX清掃ロボット「JILBY」に注目

アイリスオーヤマが提案する未来の清掃方法

アイリスオーヤマ株式会社は、宮城県仙台市に本社を構える企業です。このたび、同社は全てのソフトウェアとハードウェアを内製化した新しいDX清掃ロボット「JILBY（ジルビー）」の発売を発表しました。この製品は2026年の半ばに一般販売される予定です。

背景と目的

近年、日本社会が直面している労働力不足は、特に清掃業界において顕著です。アイリスオーヤマは2020年11月にロボティクス事業に参入し、この課題に立ち向かう姿勢を示しています。これまでに約6,500社以上に導入され、業務用清掃ロボット市場で2年連続してシェア1位を獲得した実績があります。

JILBYの特長

「JILBY」は、床面の集塵を自動で行うために設計されています。ハードウェアは中国の大連工場で製造され、ソフトウェアはシンクロボ社で開発されました。この新製品により、アイリスオーヤマは企画から製造、販売、アフターサービスまで、一貫した体制を築くことに成功しました。これにより、顧客のニーズに応じた柔軟なカスタマイズや機能拡張が可能になります。

革新的な機能

「JILBY」には、いくつかの革新的な機能が搭載されています。例えば、清掃が完了すると自動的に充電ステーションに帰還する「自動充電機能」や、清掃中の音を抑える「静音モード」があります。これにより、商業施設や医療機関でも使いやすい設計がなされており、清掃業務の効率化が期待されます。

また、NTT西日本グループが提供する「AIロボティクスプラットフォーム」との連携により、双方向コミュニケーションが可能になる「AIエージェント」が実装されています。ユーザーは洗浄データに基づいて最適な清掃ルートや時間を提案され、業務の効率化が進むでしょう。