オムロングループ技術論文誌「OMRON TECHNICS」最新号のご紹介
オムロン株式会社が発行する技術論文誌「OMRON TECHNICS」の最新号(2025年169号)が公開されました。この論文誌は、自社の研究開発によって得られた成果や製品を支える技術を紹介するためのものであり、今号では特にデジタル化社会の実現に向けたDX推進技術にスポットライトが当てられています。
「OMRON TECHNICS」は、1961年に創刊され、これまでに169号に及ぶ発行を続けてきました。その間に約1,830編の技術論文が集められ、オムロンの技術力が社会に与える影響について広く公開されています。本号では、モノづくり現場における生産性向上を目指し、デジタル技術による具体的な成果が特集されています。
特集内容
巻頭には、オムロンの技術・知財本部の松原大典が、モノづくりにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みについて述べています。特に、デジタル技術の活用がどう生産現場に革新をもたらすのか、その具体的な事例が紹介されています。さらには、寄稿コーナーには北海道大学の五十嵐名誉教授と、長崎大学の大友助教が登壇し、物理モデルとデータ駆動モデルの関連性について論じている点も注目です。
研究開発のデジタルトランスフォーメーション
解説セクションでは、オムロンとオムロンソフトウェア株式会社が共同開発したクラウド環境や生成AIの活用についても詳しく述べられています。これにより、技術開発がどのように加速されるか、そして新たなテクノロジーがもたらす可能性が明らかにされています。
さらなる技術の進展
最新号には、また様々な技術トピックも豊富に取り上げられています。たとえば、3Dシミュレーションを用いたロボット制御プログラムの生成方法や、サーボドライバのパラメータ調整に関する技術、また製造現場での機械学習に関連する概念の提案など、各分野の専門家による最新の研究成果が全編を通して紹介されています。
オムロンは、これらの技術を通じて社会や産業に貢献し、「ソーシャルニーズの創造」といった大きなミッションに向けた取り組みを続けています。研究開発の成果を広く公開することにより、更なる発展を目指す姿勢は、オムロンの企業精神の表れでもあります。
未来への挑戦
オムロンは今後も、技術革新を通じて新たな価値を創出し、持続可能な未来を実現するために取り組んでいきます。今回の「OMRON TECHNICS」最新号も、その一端を担う重要な資料として、多くの方々に読まれることを期待します。
全文はオムロンの公式ウェブサイトで公開されていますので、興味のある方はぜひチェックしてください。
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