EX-Fusionが日本経済団体連合会に新たに参加し未来を見据える

EX-Fusionが経団連に入会



株式会社EX-Fusionは、2024年11月1日付けで一般社団法人日本経済団体連合会(以下「経団連」)に正式に入会した。この決定は、国内の経済環境やスタートアップの未来に向けた重要な一歩として注目されている。

経団連の目標とEX-Fusionの役割



経団連は2022年3月に「スタートアップ躍進ビジョン」を発表し、今後5年間でスタートアップの数量と成功レベルをそれぞれ10倍にする「10X10X」という目標を立てている。このビジョンの一環として、優れた研究成果を実用化に結び付ける「Science to Startup」が推進されており、特に大学からのディープテックスタートアップへの支援が重要視されている。

EX-Fusionは、レーザーフュージョンエネルギーの実用化を目指す大学発のディープテックスタートアップである。高度なレーザー技術と独自のターゲット供給システムを駆使し、世界初のレーザーフュージョン商用炉の開発を進めており、これが広範な光産業分野への技術革新につながると期待されている。

EX-Fusionは、入会を機に経団連の他の会員企業と協力し、国際的な競争が厳しくなるフュージョン分野で日本の強みを最大限に活かすことを目指している。また、経団連の思惑に合致する形で、日本からユニコーン企業を輩出するための取り組みにも力を注いでいく所存だ。

経団連副会長の推薦コメント



経団連副会長の南場智子氏は、「成功のカギはディープテックにある」と語り、特にアメリカのユニコーン企業の55%がディープテック関連であることを指摘。日本の研究力が蒸発する中でも、世界に通用する優れた研究が存在するが、それらを社会実装する仕組みがまだ整っていないことが問題だと述べた。

EX-Fusionの加入は、経団連のディープテックスタートアップの仲間入りを果たすものであり、これを契機にさらなるスタートアップが経団連に参加し、日本の経済活性化につながることが期待されている。

今後の展望



EX-Fusionは、クリーンエネルギーを含む新技術の開発に注力し、特にレーザーフュージョンの商業化を進める過程で得た成果を広く展開していく計画だ。連続ターゲット供給装置や最新の光制御技術を駆使して、より多様な光産業分野への貢献にも取り組む。

経団連について



経団連は、日本の経済活動をリードする重要な団体で、1542社の企業に加え、106の産業別団体や47の地方経済団体から構成されている。日本経済の自立的発展と国民生活の向上を図るために、企業や地域の活力を引き出すことを目的としている。

今後、EX-Fusionは経団連を通じて、革新的な技術開発と地域経済の活性化に貢献しつつ、更なる成長を遂げていくことが期待されている。

会社情報

会社名
株式会社EX-Fusion
住所
大阪府吹田市山田丘2番8号大阪大学テクノアライアンスC棟 C806
電話番号
050-5526-7508

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