コカ・コーラ ボトラーズジャパンとシンクラン、業務提携で飲料業界の進化へ
コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社及びシンクランホールディングス、さらにはジェンパクト株式会社の3社は、飲料関連の販売機器の設置、整備、修理、品質管理(QC)などに関わる業務での協働に基本合意しました。この提携は、コカ・コーラ ボトラーズジャパンが掲げる中期経営計画「Vision 2028」に基づくもので、持続的な成長を目指す取り組みの一環です。
2025年1月6日以降、コカ・コーラ ボトラーズジャパンのフィールドオペレーション業務が新設の合弁会社「EQオペレーション会社」として担われます。この会社は、シンクランホールディングスとコカ・コーラ ボトラーズジャパンが共同出資する形で設立され、オペレーションの効率化に寄与します。また、企画や管理業務の一部は、ジェンパクトが100%出資する「EQアドミン会社」が受託し、スムーズな運営を支援します。
今回の対策によって、シンクランホールディングスのこれまでの経験やジェンパクトのデータ及びテクノロジーへの豊富な知識を活用し、高品質で競争力のあるサービスを実現し、国内の飲料業界の活性化に貢献することが期待されています。具体的には、自動販売機を含む販売機器の設置や修理、保守管理など、業務プロセスの高度化が進められるでしょう。
シンクランホールディングスは、50年以上にわたりコカ・コーラシステムの重要なパートナーとして活動してきた企業で、物流業務の多くを担ってきました。新たな合弁設立により、両社の技術と知見の融合が図られ、より安全で高品質なオペレーションの実現が見込まれています。特に、飲料業界におけるBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスの強化が期待されます。
また、ジェンパクトは過去3年間、コカ・コーラ ボトラーズジャパンのDXの取り組みを支援しており、EQアドミン会社の設立によって、データやAIを活用したスマートな業務運営が実現されるでしょう。この新会社の設立は、フィールドオペレーション業務をさらに迅速かつ効率的に進行させるための重要なステップです。
今回の合意は、企業間の協力がもたらすシナジーによって、企業価値とともに顧客への提供価値の向上に貢献することを目指しています。コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスの代表、カリン・ドラガン社長は、「この新しい協力体制がより良いサービスの提供につながり、お客様の期待に応えることができる」と語っています。シンクランホールディングスの鶴賀社長も、「共通の目標に向かい、より良い結果を出すために全力を尽くす」と述べています。
今後、コカ・コーラ ボトラーズジャパン及びシンクランホールディングス、ジェンパクトの3社は、この新しいビジョンに基づき、より良い未来を築くための取り組みを加速させていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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ジェンパクト株式会社
- 住所
- 東京都千代田区丸の内1-6-5丸の内北口ビルディング
- 電話番号
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03-6688-7306