岩手県への寄贈
2013-09-26 11:00:27
岩手県の高校に再生可能エネルギー実験装置を寄贈したシュナイダーエレクトリック
岩手県の工業高校への寄贈
この度、シュナイダーエレクトリックとデジタル社が岩手県内の12の工業系高校に対して再生可能エネルギー実験装置を寄贈しました。この取り組みは、震災からの復興を目指す地域の教育支援を目的としています。
寄贈された装置は、以下の3種類です。
1. ソレオリス(Soleolis)
合計12台が寄贈されたこの教育用実験装置は、太陽光パネルと風力発電を利用した再生可能エネルギーの発電技術を学ぶことができます。バッテリー、UPS、制御回路が組み込まれており、フランスの教育機関への納品実績もある優れた設計です。教育機関の関係者によると、国内初号機であるため、特に地元での使用に期待が寄せられています。
2. シーケンス制御学習キット
このキットは、PLCと表示機アプリケーションのソフトウェア開発に特化したもので、合計65台が提供されます。デジタル社のPro-faceブランドのタッチパネル表示器を組み込み、一般的な物流システムの制御をプログラムするための教材として活用される予定です。プログラミング技術を身につけることで、次世代の優れた技術者を育成する狙いがあります。
3. 課外活動の備品支援
さらに、小型貨物自動車やレーザ距離計なども寄贈され、地域の復興に向けた生徒たちのボランティア活動を支援します。これにより、実際の学校外での実習を通じて生徒たちが地域に貢献する機会を提供します。
各校の教育者の声
寄贈された装置を受け取った各校では、再生可能エネルギー教育への期待が高まっています。海洋開発科を持つ学校では、生徒たちに自然エネルギーについて深く学んでもらいたいとの声が上がっています。また、震災を経て、イノベーションを持った技術者の育成が求められている中で、最新の学習機器を使った教育は大きな意味を持つといえます。
シュナイダーエレクトリックとデジタル社の取り組み
シュナイダーエレクトリックとデジタル社は、過去から現在にかけて地域の復興支援を着実に行ってきました。2012年には大槌町に対して蓄電式ソーラー発電LED照明を寄贈しており、被災地への支援は今後も続けていく方針です。また、教育に力を入れた支援体制を整えることで、震災後の未来を担う人材の育成にも取り組んでいます。
このプロジェクトは、地域社会全体にポジティブな影響を与え、持続可能な社会の形成を促すことでしょう。再生可能エネルギーの重要性が増す中、高校の生徒たちがこれらの最新機器を通じて実際の体験を得られることは、彼らの教育にとって大変意義深いものとなるはずです。
会社情報
- 会社名
-
シュナイダーエレクトリックホールディングス株式会社
- 住所
- 東京都港区芝浦2-15-6 オアーゼ芝浦MJビル
- 電話番号
-
03-5931-7651