経済産業省後援の「第5回HRテクノロジー大賞」発表
2020年9月2日、オンライン形式で開催された「第5回HRテクノロジー大賞」の授与式にて、優秀な企業や団体が表彰されました。この賞は、日本における人事ビッグデータやHRテクノロジーの進展を支援することを目的に、経済産業省や他の関連機関が後援し行っています。
新しい「地方活性賞」も登場
今年から新たに設けられた「地方活性賞」は、地方の企業や団体が人事サービスを通じて地域の活性化に寄与する取り組みを評価するものです。これにより、全国的な地方の発展を促進することも目指されています。
受賞企業の取り組み
今回の応募総数は62件に上り、厳正な審査を経て21件が受賞しました。特に目を引くのは以下の企業の取り組みです。
大賞受賞企業
提案したのは、IBM Watsonを活用した学習プラットフォーム『Your Learning』です。このプラットフォームは社員の学習体験の質を向上させ、SNS機能を利用した自律的な学習環境を提供することで、エンゲージメントを向上させました。
イノベーション賞
AIを用いた「ピープルマネジメント支援『AI Cloud System』」が受賞。個人の知識をデータ化し、組織として活用する技術によって、働き方を革新しています。
採用部門優秀賞
AI技術を活用した「ジョブ型採用」、および「内定者オンボーディングシステム」が評価されました。
この他にも、さまざまな企業が活躍し、それぞれの取り組みによる成果が注目されています。特別賞には楽天が新卒社員の教育プラットフォームを評価され、地方活性賞では株式会社groovesとSIGNATEが受賞しました。
オンライン授与式の様子
今年の授与式は新型コロナウイルスの影響を受け、オンラインでの開催となりました。参加者はYouTube Liveを通じて式の模様を観覧することができました。リンクはこちら:
YouTube Live
結論
経済産業省が後援するこの「HRテクノロジー大賞」は、多様化する企業のニーズに応じた人事サービスやテクノロジーの革新を促す重要なイベントです。今後もこの大会を通じて、日本の人事領域が進化していくことに期待が寄せられます。また、企業がまずは地方から活性化を目指す取り組みも、今後の展望として注目に値します。