琉球大学が目指すハイブリッドクラウドで教育基盤を強化

琉球大学が推進するハイブリッドクラウドの導入



琉球大学は、教育研究及び業務運営の効率化を図るため、革新的な情報基盤の整備を進めています。同大学では、「情報ネットワークを活用するためのシステムを整備し、情報社会に対応するためのICT活用能力の向上を図る」という理念のもと、質の高い教育を提供するためのITS(情報技術サービス)を強化しています。

プライベートクラウドからハイブリッドクラウドへの進化



従来より琉球大学では、ヴイエムウェアの仮想化ソリューションを使ったプライベートクラウド基盤が運用されていましたが、情報化が進む中で既存システムに対するリソースの不足や機器設置スペースの制約が改善すべき課題として浮上しました。

この状況を踏まえ、琉球大学は学内情報システムの刷新を行い、プライベート・パブリック両方のクラウド環境をシームレスに運用できるハイブリッドクラウド基盤を構築することを決定しました。特に注目したのが、既存の仮想化環境の実績と、プライベート/パブリッククラウドを効果的に連携できる点です。

ヴイエムウェアのソリューション採用



琉球大学は、VMware vSphere with Operations ManagementとVMware vCloud Airを採用し、これによりサーバの仮想化や仮想環境の管理を大幅に効率化できることを期待しています。また、仮想デスクトップソリューションであるVMware Horizonも導入し、柔軟で安全なデスクトップ環境を実現することで、学習環境をより高品質なものへと進化させる狙いがあります。

これにより、以下のような効果が見込まれています:
  • - 運用管理の軽減:VMware vSphereを利用することで、仮想化基盤の稼働状況を可視化し、IT管理者の負担を軽減します。
  • - コスト削減と拡張性:VMware vCloud Airを活用することで、ハードウェアコストや運用管理コストを削減し、ITリソースの需要が増えた場合も既存のワークロードを効果的にパブリッククラウドに展開できます。
  • - 教育の質の向上:VMware Horizonによる仮想デスクトップの導入で、セキュアで柔軟な環境を構築し、教育・学習の質を向上させます。

将来を見据えた柔軟性



琉球大学はまた、VMware vCloud Airのサブスクリプション購入プログラム(SPP)を用いて、IT利用に対するコスト最適化を目指しています。これはクラウドサービスを柔軟に拡張するための基盤を与えるものであり、将来的にはさらに多様なサービスを模索することが可能です。

このハイブリッドクラウド基盤は、2015年10月から運用を開始する予定で、これにより琉球大学は教育・学習の質を高めていく方針です。

専門家のコメント



国立大学法人琉球大学総合情報処理センターの准教授、谷口祐治氏は「このハイブリッドクラウド導入は教育研究の質向上や業務運営の効率化に貢献する」とコメントしています。教育の質を高め、大学運営のICT環境の強化を進めることで、琉球大学は未来に向けた重要なステップを踏み出しています。

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ヴイエムウェア社について



ヴイエムウェアは、クラウドインフラとビジネスモビリティの分野で多くの実績を持ち、業界のリーダー的存在です。柔軟性、俊敏性、安全性に優れたIT環境を提供することを通じて、システム開発や提供をスピーディにし、革新を加速する役割を果たしています。2014年度の売上高は60億米ドルに達し、全世界にわたり多くの顧客とパートナーを抱えています。

さらに詳細は、VMwareの公式サイトをご覧ください。

会社情報

会社名
ヴイエムウェア株式会社
住所
東京都港区芝浦3-1-1田町ステーションタワー N 18階
電話番号

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