京都市の隨心院で楽しむ遅咲きの梅
京都市内で特に遅れて咲く梅として知られる「はねずの梅」が、隨心院内にある名勝・小野梅園で観梅会が開催されます。2024年3月9日(土)から3月24日(日)の期間、一般公開され、春の訪れを感じさせる美しい梅の花が咲き誇ります。
小野梅園とその魅力
小野梅園は、三種の梅を取り扱っており、特に人気のある薄紅梅が古来より「はねずいろ」と呼ばれ、「はねずの梅」と名付けられています。その名の通り、花々は華やかで、約200本の紅梅や白梅が色とりどりに咲き乱れます。観梅会の期間中、訪れる人々は、美しい梅の花に囲まれた中でのリラックスしたひと時を過ごすことができるのです。
華やかなオープニングイベント
観梅会の初日にあたる3月9日(土)と10日(日)には、オープニングイベントとして「小町 美味いもんマルシェ」が開催されます。このマルシェでは、梅おにぎりやたこ焼き、ホットドッグ、さらにはスイーツや飴細工体験など、食の楽しみが盛りだくさん。家族皆で楽しむことができる内容となっています。
また、梅園内の茶室では、梅の風味を楽しむ和菓子も販売予定です。和の趣を感じつつ、美しい梅を鑑賞しながらお茶を楽しむ。これ以上の贅沢はありません。マルシェ期間中には、梅園入園券を購入した方を対象に、豪華なガチャ抽選会も行われ、朱印帳や本堂拝観券などが当たるチャンスがあります。
特別な踊り「はねず踊り」
さらに、観梅会のクライマックスとして3月31日(日)には、小野小町の伝説にちなんだ「はねず踊り」の公演も行われます。この地元に伝わる踊りは、観覧料を支払うことで誰でも楽しむことができ、古の物語に触れる素晴らしい機会となるでしょう。
文化的な催しも充実
観梅会の期間中には、「能の間」での特別企画としてJR東海とのコラボレーションによる「花咲く京都『花の間』」も実施されます。バラエティに富んだ花々で彩られる能の間は、フォトジェニックなスポットとしても注目されています。また、2月17日(土)から3月12日(火)までの期間、隨心院の秘仏である『如意輪観世音菩薩坐像』の御開帳も行われ、重要文化財を間近で見る貴重な体験も提供されます。
隨心院の歴史とアクセス
隨心院は、長い歴史を誇る真言宗善通寺派の寺院であり、第7世親厳大僧正により門跡に認定された名門寺院です。令和11年(2029年)には、門跡宣旨800年の記念事業も控えており、様々な行事やイベントが計画されています。
訪れる際は、公共交通機関の利用が推奨されています。京都市営地下鉄東西線「小野駅」から徒歩5分、JR「京都駅」からは電車で約25分とアクセスも良好です。
隨心院はInstagramやFacebookなどのSNSでも情報発信をしており、最新情報をチェックしながら訪れるのが良いでしょう。
美しい自然の中で、花と歴史に触れることのできるこの機会をお見逃しなく!
詳細は、
隨心院公式サイトをご覧ください。