ひとり親世帯を支援する新プロジェクト始動！時間の使い方を考えるワークショップ開催

時間は貴重です。特にひとり親の方々にとって、日々の生活を回すための時間の確保は大変な課題です。この度、ひとり親世帯を支援する新たなプロジェクト「ひとり親世帯エンパワーメントプロジェクト」が始動しました。このプロジェクトは、忙しいひとり親の方が、どのように時間を有効に使えるかを考え、共に学ぶ機会を提供することを目的としています。

生活の中で「手作りでなければ愛情がない」という考え方があると、日本の家庭における料理や育児に対するプレッシャーが生まれます。しかし、実際には育児において大切なのは、愛情を込めることと、子どもたちとの充実した時間です。料理や掃除に過度な時間をかけることで、親自身が疲弊してしまっては本末転倒です。

今回開催されるキックオフイベント「忙しいひとり親の時間の使い方を考える」ワークショップでは、参加者が自分の生活における「夕飯作り」に要する時間と労力を見つめました。もしその時間を他の活動に使えたら、どのように変わるのか、一緒に考えていく場を設けます。

ワークショップでは、料理人プラットフォーム「small kitchens」によって提供される無償のお夕飯セットを使って、参加者は料理の負担を減らし、代わりに大切な時間を子どもと過ごす、または自身の趣味や自己研鑽に充てる方法を試してみます。

この活動は、ひとり親世帯の方々が安心して参加できるように設計されています。お子様連れでも参加でき、2021年4月1日時点で18歳以下の子どもがいる方を対象としています。また、参加者にはアンケートへの回答と結果公表に同意していただく形で、どのように時間を使ったかを共有していただきます。個人情報はもちろん保護し、公表時には匿名での発表とします。

「ひとり親世帯エンパワーメントプロジェクト」は、ただのイベントではなく、参加者同士のコミュニティづくりにも貢献します。実際の生活の中で出会った仲間たちと共に、経験を共有し、支え合うことで、ひとり親同士のネットワークを築くきっかけにもなるでしょう。

本プロジェクトの参画団体には、様々な企業や団体が関わっており、それぞれが持つ専門技術やリソースを活かしています。例えば、本気ファクトリー株式会社は新規事業開発や広報支援を行い、日本シングルマザー支援協会は経済的自立を支援しています。シングルズキッズ株式会社や株式会社Gifukuruもそれぞれの立場から、ひとり親の生活支援に取り組んでいます。

イベントは2021年9月11日の15時から16時まで、東京都中央区で開催され、参加は20世帯までの先着制です。興味がある方は、公式サイトからお申し込みいただけます。この機会に、ぜひ新しい時間の使い方を見つけて、親子での幸せな時間を築いていきませんか？