センシンロボティクスが新たなステップを踏む
株式会社センシンロボティクスは、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募した「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」において、運用支援ツールの開発事業者として採択されました。この事業は2025年度から2027年度にわたって実施され、建設業界のロボット運用を革新することを目指しています。
ポスト5Gの特性を活かしたソフトウェア開発
「ポスト5G」は、超低遅延や多数同時接続といった特性により、次世代の情報通信基盤を提供することが期待されています。この基盤を利用して、センシンロボティクスはロボット開発をより効率的に進め、現場での運用課題を解決するための新たなソフトウェア開発基盤を築くことを目指しています。
センシンロボティクスはこれまでに、地上ロボットやドローンといった様々なロボットを活用し、複数のアプリケーションとの連携を通じて得たノウハウを有しています。この経験を元に、設計から実装、運用におけるベストプラクティスを活用し、新たな運用支援ツールの開発を進めていく考えです。
建設業界への影響と展望
センシンロボティクスの採択を契機に、建設業界特有の課題解決を促進し、ロボットの導入及び運用の加速を図ります。これによって、業界全体の生産性を向上させ、労働環境の改善にも寄与することが期待されています。さらに、本事業を通じて確立した技術やフレームワークが国内のみならず国際的な標準化にも寄与し、他の産業分野でのロボティクス利用の拡大にもつながるでしょう。
センシンロボティクスの理念
センシンロボティクスは、「社会の「当たり前」を進化させていく」というミッションの下、社会と企業が直面する様々な課題をAIやデータの力で解決するために、日々取り組んでいます。労働力不足や安全に対するリスク、コスト上昇といった社会の課題に対して、最新技術を活用し、使いやすいデータ利活用のソリューションを提供しています。
センシンロボティクスの独自プラットフォーム「SENSYN CORE」を活用して、コンサルティングやビジネス実現性の評価、技術・システム開発から実業務への定着化までを一貫して支援します。また、老朽化するインフラ点検や少子高齢化に伴う労働人口減少、災害の激甚化など、サステイナブルな未来を目指す取り組みを進めています。
本社は東京都品川区に位置し、設立は2015年10月と比較的新しい企業ですが、既に数多くのプロジェクトを展開し、確かな実績を築き上げています。今後のさらなる発展が期待され、センシンロボティクスがどのように社会の「当たり前」を進化させていくのか、目が離せません。