株式会社SDATは、環境問題の重要性が高まる中で、新たに開発した「IoTサーモコイル」を来年1月に販売開始します。この革新的なシステムは、排熱回収用熱交換器の性能をリアルタイムでモニタリングし、脱炭素や省エネの取り組みを支援するものです。
SDATは、1951年に創業以来、特にヒートパイプ式排熱交換器の生産に力を入れてきました。サーモコイルは、高い効率性で、日本国内の多くのプラントに導入されており、その多くは特殊なユーザーのニーズに応じてカスタマイズされています。
今回のIoTサーモコイルは、常時サーモコイルの性能を把握することを可能にします。パソコンやスマートフォンを通じて、「エネルギーの見える化」が図れるので、利用者は効果的にエネルギー管理が行えます。特に、政府が推進するカーボンニュートラル施策への対応が求められる中、このシステムは大きな役割を果たします。
具体的な機能としては、24時間365日モニタリングが可能で、情報を専用のクラウド管理画面で確認できます。また、脱炭素・省エネコストを試算する機能も備えており、エネルギーの種類や価格を入力することで、詳細なコスト分析が行えます。さらに、設計条件を大きく超えた異常値が検知された場合、安心・安全アラートメールが送信されるため、装置に安心して依存できます。
このシステムの開発には、北海道に本社を置く株式会社ゴモジーの協力が大きいとされています。同社はIoT技術において高い専門性を持っており、その支援により高品質なサービスを提供することが可能になりました。
クラウドサービスや通信規格は最新の技術を搭載しており、利用者は容易にデータの閲覧やダウンロードが行えます。日々のデータは自動でメール通知され、効率的に情報管理が行える点も魅力です。
今後、SDATのサーモコイル事業は、この IoTサーモコイルを基盤に脱炭素・省エネ関連のソリューションサービスへも展開する予定です。熱交換器の専門企業としての技術を活かし、持続可能な社会の実現に貢献していくことでしょう。
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