iPSエクソソーム販売開始
2024-07-11 15:26:09

再生医療グレードiPSエクソソーム販売開始!リプロセルとJTBが協業し、医療インバウンドも視野に

株式会社リプロセルと株式会社JTBは、リプロセルが製造する再生医療グレードiPSエクソソームの販売について、JTBが総代理店となり、医療機関・クリニックへの販売を一般財団法人日本健康開発財団を通じて開始することを発表しました。

両社は2022年10月から業務提携しており、今回の販売開始は、その取り組みの一環となります。iPSエクソソームは、細胞から分泌される直径50-150ナノメートルの顆粒状の物質で、細胞同士の情報伝達の役割を果たしています。従来の幹細胞エクソソームに比べ、細胞への浸透度が高く、細胞を若返らせる効果がより高いとされています。

リプロセルでは、ウイルスフリー・遺伝子導入無しの次世代型のリプログラミング方法(mRNA法)でiPS細胞を作製しているため、外来因子が含まれるリスクがありません。また、製造に使用する細胞は、日米欧の再生医療の規制を満たすウイルス・菌の検査を実施しており、特定細胞加工物の製造許可を受けた施設で製造されています。精製・濃縮工程を繰り返し行うことで不純物を徹底的に排除し、高純度の再生医療グレードのiPSエクソソームを実現しています。

今回の販売開始は、国内外の医療機関・クリニックへの販売だけでなく、JTBが構築する集患・送患のスキームを通じて、訪日外国人への販売も視野に入れています。医療インバウンドの拡大にも貢献していく予定です。

リプロセルは、世界最先端のiPS細胞技術を有するバイオベンチャー企業です。JTBは、交流創造事業を事業ドメインとし、人と人、人と場所、人とコトをつなぎ、新たな価値を創出することを目指しています。日本健康開発財団は、総合健診センターの事業運営や、健康増進・回復を図るための温泉療法、気候療法等の自然環境を利用した健康増進プログラムの開発・研究等、予防医学を基本に据えた事業推進に取り組んでいます。

3社が連携することで、iPSエクソソームの更なる普及と、再生医療分野の発展に貢献していくことが期待されます。


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