博報堂DYグループ、言語処理学会第32回年次大会に参加
博報堂DYホールディングス(以下、博報堂DY)とそのグループ会社である博報堂テクノロジーズが、2026年3月9日から13日まで栃木で開催される言語処理学会第32回年次大会(NLP2026)にプラチナスポンサーとして協賛することを発表しました。両社は現地でスポンサーブースを設置し、AI技術や自然言語処理に関する最先端の研究成果を発表する予定です。
言語処理学会第32回年次大会の概要
言語処理学会は1994年に設立され、日本における言語処理の研究成果を発表し、国際的な研究交流を行う場として年次大会を開催しています。NLP2026は昨年の31回大会でも多くの参加者を集め、自然言語処理領域における最大の研究発表の場となっています。前回大会では2,309名が参加し、777件の論文が発表され、国内の研究者たちの注目が集まりました。
博報堂DYのAIへの取り組み
博報堂DYは、AI分野における先端の研究と技術開発を進めるためにHuman-Centered AI Institute(HCAI)を設立しています。この研究所では、人間の視点に基づいたAIの活用や創造性の進化・拡張を目的とした研究開発が進められています。
また、博報堂テクノロジーズには広告の分野を専門にしたAI開発チームが存在し、研究からプロダクトの製造や実装に至るまでの一貫した取り組みを行っています。具体的には、AIエンジンの設計や開発、生成AIを活用したアプリケーションの開発など多岐にわたるプロジェクトに取り組んでいます。
支援の意義
今回の協賛は、日本国内の自然言語処理研究コミュニティを支援することを目的としており、博報堂DYグループとしてのAIに関する専門家集団HCAI Professionalsも、幅広い研究開発活動を通じて革新を目指します。
発表予定の研究成果
NLP2026では、以下の三つの研究成果を発表します。
1.
LLMと分布表現(著者:Arseny Tolmachev, 児玉 壮平)
- 発表日時:3/10(火)15:10-16:40
- 概要:この研究では、大規模言語モデル(LLM)を用いて、アンケート回答の分布をシミュレーションする手法について探求しています。いくつかの分布表現手法を比較分析し、具体的な推定精度がどのような成果を持つかを示しました。
2.
大規模言語モデルは人間のアンケート回答集合を模倣できるか(著者:熊谷 雄介)
- 発表日時:3/10(火)16:55-18:25
- 概要:この研究では、架空の人物を構築し、その集合が実際の人間の多様性をどの程度再現できるかを検証しています。これにより、LLMの限界と可能性について考察しています。
3.
大規模言語モデルによる選好規則の推定とアイデア生成の統合フレームワーク(著者:岩井 皓暉 , 熊谷 雄介, 馬場 雪乃)
- 発表日時:3/11(水)9:30-11:00
- 概要:この発表は、ペアワイズ比較データを基に選好規則をLLMが推定し、その結果を用いたアイデア生成を行う新たなフレームワークを提案しています。
参加方法
NLP2026への参加には、事前の登録が必要です。詳細は公式サイト(
NLP2026公式サイト)をご覧ください。学術的な研究の発展とAI技術の進化を体感できる貴重な機会です。是非、多くの方々の参加をお待ちしています。