豊橋の和菓子革命！「ブラックサンダーあん巻き」の衝撃とは

愛知県豊橋市で誕生した「ブラックサンダーあん巻き」は、全国的に人気のチョコレート菓子「ブラックサンダー」と地元の老舗和菓子店「お亀堂」とのコラボスイーツです。この商品は、地域限定販売でありながら累計販売数が500万個を超え、その人気は衰えることを知りません。

まさかの組み合わせ

もちもちの和菓子生地にザクザク食感のチョコレートを加えたこのスイーツは、「和でも洋でもない新しいお菓子」として驚きの声を呼び起こしています。発売から8年が経過した現在でも、県外からその味を求めて訪れるファンが絶えません。

商品誕生の背景

「ブラックサンダーあん巻き」の誕生には、お亀堂社長のひらめきがありました。「意外なコラボがあるなら…あん巻きでもできるはず！」という直感が、彼を有楽製菓に駆り立てました。この提案が即座に受け入れられ、商品開発がスタートすることになりました。

しかし、商品化に向けての道のりは簡単ではありませんでした。ミキサーを使うと、ブラックサンダーが粉砕されてしまい、ザクザク感が失われてしまうという問題が発生。生地に焼き付ける「イナズマ」の角度もなかなか決まらず、製品の味のバランスを考える日々が続きました。それでも、試作を繰り返し、結果として2017年に「ブラックサンダーあん巻き」は完成。SNSやテレビでも取り上げられる中で、初年度から100万個を超える販売を達成し、その後も人気は拡大を続けています。

受賞歴

このスイーツの実力は数々の受賞歴にも表れています。愛知県ふるさと食品コンテストでは最優秀賞、農林水産省の食料産業局長賞も受賞し、地域の誇りとして君臨しています。

購入できる場所

この商品は完全に地元限定で、主に豊橋の数ヶ所で販売されています。お亀堂の直営店をはじめ、豊橋駅のキヨスクや道の駅とよはし、有楽製菓豊橋夢工場直営店での購入が可能です。ネット通販は行っていないため、この味を求めるファンは店舗に足を運ぶ必要があります。

お亀堂の哲学

お亀堂は創業75年を誇る老舗和菓子屋であり、「挑戦」と「革新」をテーマに、地域を元気にする和菓子作りを目指しています。地元の素材を活かしながら、新たな挑戦を続ける姿勢が、多くの人々に愛される所以です。

それに加え、地産地消の推進にも力を入れており、豊橋の農家と協力して地域の一次産業を支える製品作りに取り組んでいます。新たな市場ニーズに応えるため、素材の有効活用を図りながら、地域経済を循環させる役割を果たしています。