教員のやりがいとは
2026-07-21 17:16:24

教員が語る「やりがい」と「反面教師」としての自身の経験

教員が語る「やりがい」と「反面教師」



ジブラルタ生命保険株式会社による調査「教員の意識に関する調査2026」が発表され、教員たちの「やりがい」を感じる瞬間や、自身の経験を反面教師として児童・生徒に伝えたいという思いが明らかになりました。対象となったのは、全国の20歳から69歳の教員2,000名(男性1,000名、女性1,000名)で、インターネット調査を通じてデータを収集しました。

教員が感じるやりがい


調査結果によると、教員が最もやりがいを感じるのは「児童・生徒の成長が感じられたとき」であり、これに対する回答は64.0%に達しました。続いて「児童・生徒の笑顔を見たとき」(52.4%)、および「児童・生徒と感動を分かち合えたとき」(46.2%)が上位に並びました。これらの結果からも、教員が子どもたちとの関わりを通じて得られる喜びがいかに大きいかがうかがえます。

児童・生徒を反面教師に


興味深い点は、教員の38.9%が児童・生徒に自分のことを反面教師にしてもらいたいと考えていることです。具体的には、「学生時代に勉強をおろそかにしたこと」や「家庭と健康を犠牲にして働くこと」、「保守的で挑戦する気持ちがあまりなかったところ」という自己反省があげられました。いわば、自身の失敗や後悔を通じて、若い世代に教訓を与えようという思いがあるようです。

生成AI利用に対する意識


また、教育現場における生成AIの利用についても調査が行われました。51%の教員が児童・生徒が生成AIを望ましい形で利用していると感じている一方、58%はその逆を指摘しています。さらに、74%もの教員が児童・生徒のほうが生成AIを使いこなしていると感じるという結果も出ています。ここから、技術の進展に伴い、教員自身も学び続ける必要があることが示唆されています。

マンガ教育の活用


授業の教材として人気のマンガも浮き彫りになりました。1位には「ドラえもん」、2位には「SLAM DUNK」、3位には「ONE PIECE」が選ばれ、それぞれの作品が持つ教育的な価値について回答が寄せられました。「ドラえもん」では創造性を引き出せる点が評価され、「SLAM DUNK」では努力や勝利の重要性が示されています。

教員生活の充実度


教員たちの自らの教員生活の充実度については、平均70.4点という結果になりました。年代別に見れば、60代は77.4点と高評価を得ているのに対し、20代は63.5点と低めのスコアとなっています。教育の現場での経験が、充実感に影響していることが伺えます。

教員と保護者の関係


一方で、教員が抱える苦労の中で最も多く寄せられたのは「保護者とのコミュニケーション」で、40.4%がこの点を挙げています。保護者との良好な関係を築くことが、教育現場の円滑な運営において必要不可欠であることが示されています。

理想の教育者


理想の教員像としては、「授業がわかりやすい」との意見が58.3%で突出し、その後に「児童・生徒とのコミュニケーションが上手」(51.1%)や「やる気を引き出す」(50.5%)という回答があります。これにより、教育者としての能力だけでなく、生徒との関係性やコミュニケーションの重要性が強調されているのです。

この調査結果は、教育現場での教員の苦労や喜び、そして、生徒たちに伝えたい教訓とは何かについて深く考えるきっかけになります。今後の教育現場がより良い環境となるために、教員自身の成長と共に、児童・生徒との相互理解が進むことが期待されます。

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