高校生の動き可視化
2025-06-10 13:36:24

高校生がデジタルで動きを可視化!金沢工業大学と浜松聖星高校のコラボ授業

高校生がデジタルで動きを可視化!



2025年6月、金沢工業大学と浜松聖星高等学校が連携し、高校生たちにデジタルモーションデータの体験授業を行います。このプログラムでは、スマートフォンで撮影した動画から人の動きをデジタルデータに変換し、3DCGソフト「Blender」やゲームエンジン「Unity」を用いてアバターを動かすことに焦点を当てています。さらに、統計解析ソフト「R」を用いて動作データの解析と可視化も行い、高校生にとっては大学レベルの先端的な内容を実践できる貴重な機会となっています。

授業の概要と講師


授業は、金沢工業大学メディア情報学部の伊丸岡俊秀教授を講師に迎え、情報Ⅱを履修している2年生を対象に実施されます。授業は2日間行われ、初日はモーションデータの活用方法と、スタートとしてスマホで動画撮影し、アバターを動かすプロセスに取り組みます。2日目には、「R」を活用して得られたモーションデータの解析と可視化に挑戦し、総括を行います。

DXハイスクールとの連携


この取り組みは、日本の教育界におけるデジタルシフト、いわゆる「DXハイスクール」の一環として文部科学省が推進しているものです。金沢工業大学の支援を受け、浜松聖星高校が目指す先進的なSTEAM教育の実践例として位置づけられています。

浜松聖星高等学校は2024年から文部科学省より「DXハイスクール」に選定されており、デジタル技術を用いた教育改革に力を入れています。同校では、各生徒に端末が配布され、電子黒板やハイスペックPC、ロボティクス機器など、最先端の教育設備が導入されています。特に、女子生徒が全体の約70%を占める中で、生成AIとロボティクスを組み合わせたアイデアコンテストやモデルロケットの全国大会への出場など、男女問わず実践的な学びが広がっています。

受講者の声


受講生たちはこのプログラムに期待を寄せており、「実際に自分たちが動きをデジタルデータとして扱えることに興味がある」と話しています。今後の社会において、デジタルスキルの重要性が高まる中で、このような先進的な学びの機会は非常に価値ある体験になるでしょう。この授業を通じて、高校生たちがデジタル技術に触れ、将来への視野を広げることができることが期待されています。

まとめ


dxハイスクールの取り組みとして、金沢工業大学と浜松聖星高校の連携から生まれたこの特別授業は、高校生に革新的なデジタル教育の場を提供します。デジタルデータを活用した体験は、彼らの未来に大きな影響を与えることでしょう。本授業が生徒たちの学びの幅を広げ、デジタルネイティブな世代を育てる一助となることを願っています。


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