事業承継の真髄
2022-11-02 10:10:02
父から息子へ、事業承継の真髄を伝える一冊
事業承継の重要性を伝える書籍「事業永続の原理原則」
最近、事業承継が注目を集めている背景には、多くの企業が経営者の高齢化と人手不足に悩んでいる現実があります。そんな中、梶谷晋弘氏が著した「事業永続の原理原則」は、次世代経営者を目指す人々に向けた実践的な指南書として、多くの読者に支持されています。
著者プロフィール
著者の梶谷氏は株式会社芝寿しの相談役であり、自身も2代目経営者として事業を承継してきました。父から受け継いだ事業を現代に活かすために奮闘してきた彼の言葉は、単なる理論にとどまらず、実体験に基づく深い真実味を持っています。
書の主旨
本書では、昭和から令和へと続く時代の流れの中で、梶谷氏がどのように経営の現実に向き合ってきたのかが語られています。多くの経営者が直面する悩みや成功体験を分かりやすくまとめており、特に事業承継を考える経営者にとっては貴重な洞察を提供する1冊です。
内容の概要
本書は7つの章で構成されており、それぞれが事業承継における重要な教訓を取り上げています。序章では「瓢箪から駒を出す」と題し、意外な成功を収めるための思考法を論じています。続く章では「後継経営者の自覚と覚悟」、「理念を最優先する経営」など、成功に導くための心構えや哲学が詳述されています。特に印象的なのは「正しい苦難観を持つ」という章で、経営の道中の苦しみをどのように捉えるべきかを深く考察しています。
また、事業を託す勇気や託される覚悟に関しても、著者自身の経験が色濃く反映されています。最後には「生涯現役」「生涯発展途上」というメッセージが強調されており、経営者としての成長は決して終わらないという熱い思いが感じられます。
事業承継を巡る現状
経営者の高齢化は日本全体の経済に対する大きな脅威ともなり、自営業や中小企業の多くが廃業を余儀なくされています。特に、後を継ぐ人材がいない場合、事業が途絶えてしまう危険性が高まります。しかし、梶谷氏が語るように、事業承継は決して終わりではなく、新たな始まりであるはずです。本書はその未来を描く出発点を提供してくれます。
読者へのメッセージ
自らの体験をもとに事業承継の意義を力強く伝える本書は、経営者のみならず、組織のリーダーとして成長を志すすべての人にとっての道標となることでしょう。ぜひ手に取って、豊富な知識と経験から学び、未来の成功に繋げていただきたいと考えます。事業承継の背景にある人間ドラマとも言えるストーリーを通じて、経営とは何かについて深く考えさせられるでしょう。
会社情報
- 会社名
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能登印刷株式会社
- 住所
- 石川県金沢市武蔵町7番10号
- 電話番号
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076-274-0084