水中点検の未来
2024-09-25 14:17:33

水中インフラ点検の未来を拓く!三次元化技術が実現する新たな業界標準

近年、水中インフラの老朽化が進む中で、点検業務はますます重要性を増しています。しかし、従来の人手を介した点検では、高齢化した潜水士の不足や危険な作業環境が課題となっていました。そんな中、株式会社スペースワンとCalTa株式会社が共同で、これらの課題を解決する新たな技術を開発しました。

この技術の核となるのは、水中ドローンを用いた撮影と、CalTaが提供するデジタルツインプラットフォーム「TRANCITY」です。水中ドローンによって水中特有の環境条件下で撮影した映像と、陸上で撮影した空中ドローンや手持ちカメラのデータを統合。これにより、水中インフラの点群データ及び3Dモデルが生成されるのです。

特に水中は、透明度や潮の流れ、GPS信号が届かないことなどがランドマークとして機能せず、従来技術では撮影した画像のみではインフラ全体を把握するのが難しいという問題がありました。この新たな手法により、各種の位置情報や面積、寸法を含めた詳細な情報を可視化することができ、デジタルツインでの三次元モデル化が可能になりました。

このデジタルツイン技術は、従来の複雑なデータ処理を簡素化し、効率化を図ります。水中インフラを迅速・低コストで点検できるため、安全性の向上と効率化に寄与します。加えて、スペースワンでは2017年から水中ドローンの運用実績が豊富であり、テレビ撮影やインフラ点検をはじめ数多くのプロジェクトでの成功が期待されます。

スペースワンとCalTaは2024年10月1日から2日まで札幌コンベンションセンターで開催される「第3回ドローンサミット」に出展し、実際の水中ドローンを用いたデモンストレーションを行う予定です。この機会に、最新の3Dモデル化技術やその効果を実際に体験できるチャンスです。

今回の試みは、今後の水中インフラ点検に革命を起こす可能性を秘めています。それは、ただ単にインフラを確認するだけでなく、安全性を向上させ、効率化を図る新たなスタンダードを生み出すことに直結しています。水中インフラ点検の新時代が到来することでしょう。

動画にて具体的な3Dモデルの映像もご確認いただけます。こちらからご覧ください。

この新たな技術によって、今後ますます重要性を増していく水中インフラ点検の精度と効率が高まり、私たちの生活を支えるインフラの維持管理が安心・安全に行えるようになることが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社スペースワン
住所
福島県郡山市香久池1-17-3
電話番号
024-954-9930

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