伝統技術を次世代に繋ぐ、新たな工芸の挑戦
美術や工芸を学ぶ若者たちが夢を追い求める一方で、日本の伝統工芸の現場では、さまざまな試練が待ち受けています。特に、多くの職人の工房が数人の技術と情熱によって成り立っている現状を考えると、若手の職人たちが直面する厳しい現実も見えてきます。卒業後に職を得る機会が限られていたり、一般企業に必要なスキルを学ぶ場が不足しているのは、極めて勿体無いことです。
私たち《合同会社アナザーハンドレッドイヤーズ》は、2020年に設立された新しい企業ですが、ここでの使命は、これらの若い才能たちを受け入れ、育てることです。常に感性や技術、志を持った職人たちと共に歩んでいきたいと思っています。目標は、3年内にガラス工芸に関連する新たなプロジェクトを立ち上げ、実際の商品開発を進めること。これにより、伝統工芸の継承を促進し、より多くの人々にその価値を伝えるための一助となればと願っています。
私たちの取り組みの一環として、2022年にはトルコの伝統的なイカットを用いた日傘が発表されました。このプロジェクトでは、日本の傘職人がその技を駆使して、異文化の融合を図り、完成度の高い作品を生み出しました。このように、工芸とポップカルチャーの間での異次元のケミストリーは、新たな表現の可能性を秘めています。
また、企業の未来を考えたとき、私たちに必要なのは、職人の技やノウハウを若い世代が引き継ぐことです。それにより、会社全体が成熟し、工芸やアートがより一層社会に役立つ時代を迎えることができます。私たちの会社名には、100年先を見据えて伝統と新しいものづくりを継承するという思いが込められています。そのためには、地域を超えた多様な人々とのつながりが重要です。
「April Dream」プロジェクト
さらに、私たちは「April Dream」というプロジェクトにも参加しています。これは、4月1日に企業が叶えたい夢を発信する取り組みで、PRTIMESによって推進されています。私たちはこの夢の実現に向けて、本気で努力し続けます。
職人たちが今後どのようにこの新たな試みに参加し、貢献できるかが、私たちの未来を形作る大きな鍵となるでしょう。感性豊かな職人たちが、社会と共に成長し、未来をより豊かにする道を一緒に歩んでいくことを願っています。私たちの思いが、少しでも多くの人々に届くことを心から願っています。
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合同会社アナザーハンドレッドイヤーズ (担当:加藤)
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