深川アート祭開催
2020-06-19 12:02:22
障がい者アートが下町を彩る「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」開催
障がい者アートが下町を彩る「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」開催
2020年11月、東京都江東区の下町・深川では、世界初の試みとして、街全体が美術館と化す「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」が開催されます。この芸術祭の特徴は、障がいを持つアーティストの作品を中心に据えている点です。
芸術祭の概要
イベントは、11月15日から23日までの9日間にわたり、富岡八幡宮や深川不動尊、そして清澄白河、森下といった歴史あるエリアで行われます。これらの場所には、約300点のアート作品が展示され、訪れる人々は神社仏閣を背景にした独創的なアートを楽しむことができます。
このイベントは、文筆家の林真理子さんや俳優の別所哲也さんといった著名な審査員たちが参加する「第1回アートパラ深川大賞」を同時に開催します。このコンペは、全国から応募を募り、選ばれた作品は深川不動尊やThe Fleming Houseで展示される予定です。
地域愛とアートの融合
実行委員会は、地元の人々が主体となって形成され、60人以上の情熱あふれるメンバーが参加しています。実行委員長は、深川不動尊の近くでお煎餅屋を営む地元の方。このように地元の人々の愛情が込められたイベントであることが、より一層の魅力となっています。
さらに、著名なデザイナーであるコシノジュンコさんがスペシャルアドバイザーとして名を連ね、オープニングセレモニーには彼女も出席。特に障がい者アートと地域住民のつながりを強化することに大きな意義があるとされています。
アートに込められた理念
当芸術祭の主な理念は、「共生社会の実現」です。展示されるアート作品には、障がいを持つ多様なアーティストの才能や個性が表現されています。訪れた人々は、アートを通じて異なるバックグラウンドを持つ人々との対話を促され、お互いを理解し合う機会が増えます。
特に、子どもたちが描いた絵馬を用いた「みんなの絵馬神輿」など、参加型のアート作品も用意されており、観客が積極的に芸術祭に関わることができる仕組みが整っています。
地元の支え
イベントは文化庁や厚生労働省、江東区などの後援を受けており、地域の支援体制も強固です。商店街の店先やカフェでもアートを楽しみつつ、ワークショップを通じて参加者自身がアート作りを体験できる機会が設けられます。
未来への期待
「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」は、パラリンピックの理念、すなわち「個性の尊重」と「誰もがいきいきと活躍できる社会の実現」を体現するイベントとして、多くの注目を集めています。今後、障がい者アートが新たなステージで活躍するための道筋がこの芸術祭を通じて広がることが期待されています。
まとめ
障がい者アートが生み出す新たなアイデンティティと地域愛を感じることができるこの芸術祭、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。これからの秋のひとときを、深川の街でアートとともに楽しむ素敵な時間が待っています。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人アートパラ深川
- 住所
- 東京都江東区富岡1-24-4 2F
- 電話番号
-
03-5809-8966