江戸川病院のBNCT
2026-03-27 13:36:08

江戸川病院が提供するホウ素中性子捕捉療法の最新研究成果と治療実績

江戸川病院におけるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の最新情報



江戸川病院(東京都江戸川区)は、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)を自費診療で提供しており、近年の特定臨床研究フェイズ2での成果が注目されています。この研究では、再発乳がんおよび未手術の初発乳がんの患者において腫瘍の消失が確認され、良好な治療経過が報告されました。

BNCTとは?


BNCTは、がん細胞に特異的に取り込まれるホウ素化合物を用いた放射線治療法です。中性子線によって、がん細胞内で選択的に反応が引き起こされることにより、健常な細胞には影響を与えずにがん細胞を壊滅させます。この方法は特に乳がんなどにおいて、治療効果が期待されています。

特定臨床研究の経過報告


江戸川病院は、今後の臨床応用に向けた重要なデータを集めるため、2024年8月にFDG-PET陽性の浅在性腫瘍を対象とした特定臨床研究を開始しました。この研究は、BNCTの安全性と有効性を検証することを目的としており、全10例の患者が対象です。従来はFBPA-PETが用いられていましたが、実施できる施設が多くないため、広く利用されているFDG-PETによる評価が行われています。

実際の症例の成果


今回の研究において、特に注目された症例は以下の通りです。
  • - 再発乳がんのケース(治療4例目): 治療前の腫瘍は約37mmでしたが、3ヶ月後の評価で腫瘍が消失しました。腫瘍マーカーも著しく低下。
  • - 初発乳がんのケース(治療10例目): FDG-PETでの集積が減少し、治療1ヶ月後には触診上腫瘍が確認できなくなり、その後の検査でも腫瘍が見られない状態が続きました。この成果により、完全奏功(CR)が達成されています。

安全性の評価


本研究では、主に軽度から中等度(Grade1~2)の有害事象が確認されています。照射部位での一時的な脱毛が見られましたが、照射後数ヶ月で改善がみられています。個体差があるため、更なる観察が必要ですが、全体として患者に優しい治療法としての可能性が示されています。

研究の今後の展望


江戸川病院は、今後もBNCTの臨床応用に向けて研究を進める方針です。症例登録や長期的な経過観察を通じて、有効性や安全性のさらなる検証を行い、実際の医療現場での適用可能性を探っていきます。また、今回の研究が多くの乳がん患者に希望を与えるものであることを願っています。

江戸川病院のがん治療に対する姿勢


江戸川病院は地域において積極的ながん治療を行っており、手術や放射線治療、薬物療法を統合した「チーム医療」を展開しています。BNCTに関しては、患者への身体的負担を軽減しつつ、治療の選択肢を広げるために自費診療を行い、より多くの人が受けられるよう努力しています。病院公式サイトでは、BNCTに関する詳細な情報を提供しているため、興味のある方はぜひご覧ください。


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会社情報

会社名
社会福祉法人仁生社江戸川病院
住所
東京都江戸川区東小岩2-24-18
電話番号

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