ディープテックスタートアップ支援の新たな動き!中央日本イノベーションキャピタルがファンド設立

中央日本イノベーションキャピタルが1号ファンドを設立



名古屋市に本社を置く株式会社Central Japan Innovation Capital(CJIC)は、ディープテックとBtoBをテーマにしたスタートアップへの出資と事業支援を行う1号ファンドを設立しました。このファンドの正式名称は「東海研究開発1号投資事業有限責任組合」で、総額3.3億円でファーストクローズを達成しました。

ファンドの目的と投資対象



CJICは、このファンドを通じてディープテック分野のスタートアップやアカデミア、事業会社から生まれるシーズの事業化を支援します。「T-PRACTISS」と呼ばれる好循環モデルの中で、大学と産業界の連携を強化し、地域の発展を促進することを目的としています。

ファンドの運用総額は50~100億円を予定しており、ファイナルクローズに向けてのファンドレイズも継続して進められる見込みです。このような取り組みは、地域のイノベーションを促進する重要なステップであり、CJICは大学や地域産業のネットワークを活用し、スタートアップエコシステムの発展に寄与することを目指しています。

アンカー投資家



今回のファーストクローズの際、愛知県や名古屋市、三菱UFJ銀行、愛知銀行といった主要な出資者が関与しました。更に、朝日インテック、大垣共立銀行、岡谷鋼機、東海東京インベストメントなど多くの企業もLP(有限責任組合員)として参画しています。このような出資者の参加は、CJICの活動に対する期待の高さを象徴しています。

CJIC代表武田一哉のコメント



CJICの代表取締役社長である武田一哉氏は、「Central Japanは製造業が集まる地域であり、創業期の企業には多くのチャンスが存在する」と語り、大学と地域産業の橋渡しを担うことで、スタートアップの支援に繋げたいと述べました。また、地域のアカデミア力量を結集し、革新的な技術の発掘や事業化を進めていく意向を示しています。

投資方針



CJICが計画している投資方針は、ディープテック領域に特化しています。この対象には、情報技術、ロボティクス、ライフサイエンス、アグリテックなどが含まれており、社会課題の解決を目指すスタートアップを積極的に支援する姿勢が見えます。特に大学発のスタートアップを中心としているため、地域に根ざした企業の成長支援が期待されます。

今後の展開



CJICは、国内外の大学と連携し、持続可能なスタートアップの育成プラットフォームを構築することを目指しています。このような取り組みにより、地域経済の活性化や国際競争力の向上に寄与することが期待されており、今後の動向に注目が集まっています。

また、今後もCJICは新たなファンド設立や、追加の出資者の募集を行っていく計画です。地域のスタートアップにとって、大きなチャンスとなるこの動きは、今後の発展に対する鍵となることでしょう。愛知県名古屋市から新たなイノベーションが生まれることが期待されます。

会社情報

会社名
株式会社Central Japan Innovation Capital
住所
愛知県名古屋市千種区不老町1番TOIC名古屋サイト301
電話番号
052-789-2977

トピックス(経済)

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