10月はディスレクシア月間!理解を深める取り組み
毎年10月はディスレクシア月間として、ディスレクシアに対する理解と支援を促進する活動が全国で行われます。ディスレクシアは、学習障害の一種で、特に文字を読むことや書くことに困難を感じる症状です。
ディスレクシアの理解
ディスレクシアの人々は、一般的に知的発達に遅れはなく、さまざまな分野で優れた才能を持っています。しかし、読み書きの障害が原因で学習面での遅れや自己肯定感の低下につながることが多く、場合によっては不登校に至ることもあります。実際、日本では約8%の人口がディスレクシアの症状を抱えていると言われています。
こうした実情を受け、ディスレクシアに関する啓発支援を行う6つの団体が協力し、10月をディスレクシア月間としてさまざまなイベントを実施します。これは、国内外で同時に行われるキャンペーンの一環であり、国連でもディスレクシアの日の制定が進められています。
イベントの内容
フォローアップセミナー
特に注目のイベントとして、講座修了生対象のフォローアップセミナーが、一般参加可能の特別版として開催されます。このセミナーでは、竹田契一先生による講演や討論が行われ、「読み書き困難指導・支援」に関する心構えを学べる貴重な機会です。
- - 日時:10月5日(土)10:00~12:00
- - 形式:ZOOMオンライン
- - 申込みリンク:ここをクリック
アートコンペティション表彰式
さらに、ディスレクシアの子どもたちが参加した「第2回ディスレクシア・アートコンペティション2024」の表彰式も予定されています。このイベントでは、当事者の特別審査員として、英国のベストセラー画家であるマッケンジー・ソープ氏も参加します。
- - 日時:10月12日(土)
- - 場所:江夏画廊(東京都港区)、Zoom参加も可能
読書バリアフリー展示
10月14日から27日にかけて、東京都港区立三田図書館では「多様な読書のカタチ」をテーマにした展示が行われます。図書館では、ディスレクシアの疑似体験や音声教材の体験会が用意されており、参加者はさまざまな支援がどのように行われるかを学ぶことができます。
活動の寄付と支持
これらの活動を支えているのが、
認定NPO法人エッジです。2001年から、ディスレクシアに関する理解の普及と支援に力を注いでいます。また、政府の特別支援教育に関する委員としても活動している代表の藤堂栄子さんのリーダーシップのもと、発達障害に関する法律にも関わっています。
これらの活動は、皆さんの寄付や協賛によって支えられています。
ぜひ活動へのご支援をお願い申し上げます。
詳しい情報や寄付の方法については、
認定NPO法人エッジの公式サイトをご覧ください。
まとめ
10月はディスレクシア月間を通じて、お互いに理解を深め、支援の輪を広げることが重要です。私たち一人ひとりがこの問題に関心を持ち、そして行動することで、ディスレクシアを持つ人々が生きやすい社会をつくることができます。