第4回全国りんご選手権が山形で開催
2025年10月29日、水曜日に「第4回全国りんご選手権」が山形県上山市にて行われ、全国から集まった様々な品種のりんごの中で、長沼果樹園の『香るシナノゴールド』が最高金賞に輝きました。このイベントは、野菜ソムリエ協会が主催した品評会で、19品の異なるりんごが評価されました。
りんご選手権の審査概要
本選手権では、19名の野菜ソムリエが各出品者の名前や産地を伏せて、テイスティングを実施。評価のポイントは、食味やテクスチャー、香りなど多岐にわたり、評点によって各賞が決定されました。審査員の声によれば、今年のエントリーは特に甘味と酸味のバランスが優れたものが多かったとのこと。
受賞結果
今年の選手権では、以下の受賞者が発表されました。
- - 最高金賞: 香るシナノゴールド(長沼果樹園、山形県上山市)
- - 金賞: 清衡公もビックリの甘さ奥州ロマン(株式会社菅野農園、岩手県奥州市)
- - 銀賞: シナノゴールド(みどりや、長野県東筑摩郡麻績村)
- - 銅賞: 名月(須藤アップルファーム、青森県弘前市)、シナノスイート(りんごのとなり、長野県上高井郡小布施町)、きみと(伊桃園、福島県福島市)、シナノスイート(株式会社 竹谷りんご農園、青森県弘前市)
入賞には、星の金貨、サンふじ、奥州ロマン、シナノスイート、山と海の幸松下農園りんごが名を連ねました。
最高金賞の評価
特に目を引いたのは、最高金賞に輝いた『香るシナノゴールド』です。このりんごは、その名の通り香り高く、食感もパリっとした歯切れの良さが魅力。審査員からは、“口に入れた瞬間は酸味が目立つが、後から甘味が追いかけてくる”といったコメントが寄せられ、全体としてそのクオリティの高さが認められました。生産者の長沼由紀さんは、樹上で完熟したりんごを厳選し、特有の風味を大切に育てているとのことです。
各賞の魅力
金賞を受賞した『清衡公もビックリの甘さ奥州ロマン』は、シャキシャキとした食感とコクのある甘みが特徴です。また、銀賞の『シナノゴールド』は、ジューシーでバランスの良い味わいが高く評価されました。銅賞を受賞したりんごもそれぞれユニークな個性を持っており、特に『名月』はその甘さが印象的だと審査員たちによって絶賛されました。
審査員の見解
審査員によれば、今年の選手権は全体的にレベルが高く、天候条件が味を濃厚にする助けになったという意見もありました。果物の質を向上させるための努力が感じられ、それが全体のレベルアップに繋がったようです。
今後のイベント
次回は、クリスマスいちご選手権が開催予定です。このような選手権を通じて、優れた青果物の認知を高め、生産者のサポートにも繋がることを期待します。
日本の農業や食文化を支えるため、私たちも旬の果物を楽しんでいきたいですね。