株式会社HashHubの設立について
2017年に日本での仮想通貨元年が宣言された中、暗号通貨への関心が高まる一方で、投資や投機以外の領域において日本が世界的に存在感を発揮することが難しい状況が続いています。そんな中、ブロックチェーン技術の発展に寄与することを目的として、新たに設立されたのが株式会社HashHub(ハッシュハブ)です。
HashHubは、コワーキングスペースを中心に暗号通貨技術の啓蒙活動やプロダクトの開発、さらにはコミュニティの形成に努め、日本国内におけるブロックチェーン技術の浸透を目指します。これにより、日本が暗号通貨やブロックチェーン関連のプロジェクトで国際的な競争力を持つことが期待されています。
HashHubの事業内容
HashHubは、本郷に拠点を置き、コワーキングスペースの運営を行います。特に、このコワーキングスペースは通常のモデルとは一線を画し、スタジオモデルを採用しています。運営側も入居者と同じようにプロダクトの開発を行い、高い新規性を持つProof of Concept(PoC)プロジェクトを追求します。これにより、短期的に効率よくアイデアを具現化し、市場にフィットするかどうかを確認することが可能です。
また、法務や税務関連のサポート、ビジネスや技術のアドバイザーとの連携を通じて、入居者同士のコラボレーションや知識・ノウハウの共有を推進します。HashHubは、暗号通貨技術の持つ多様な可能性を引き出すため、さまざまなリソースとコミュニティの醸成に取り組む予定です。
創業チームとアドバイザー
HashHubの運営は、数々の実績を持つメンバーによって支えられています。特に、東晃慈氏はトークンエコノミーのパイオニアとして知られ、暗号通貨に関するプロジェクトに2014年から従事しています。平野淳也氏は、世界各地で暗号通貨の情報発信を行い、ビール依子氏は専門メディアでの経験を活かし、HashHubの設立に寄与しています。
さらに、オフィシャルメンターの役割を果たす有安伸宏氏や、ビットコインコア開発者の二コラ・ドリエ氏、ブロックチェーン技術者の宮本ジョー氏がアドバイザーとして参画し、多様な専門知識を提供しています。
未来に向けた展望
HashHubのコワーキングスペースは、今年の夏頃にオープンする予定です。今後、ブロックチェーン技術に関する啓蒙活動やプロジェクトの展開を通じて、日本の技術者やコミュニティに新しい可能性を提供することを目指しています。詳細な情報については公式ウェブサイト(
HashHub)をご覧ください。
この新たな試みが、日本国内におけるブロックチェーン技術の発展にどのような影響を及ぼすのか、今後の活動に注目していきたいと思います。