第3回みどり技術ネットワーク全国会議概要
2025年、東京ビッグサイトで開催される「第3回みどり技術ネットワーク全国会議」。このイベントでは「みどりの食料システム戦略」の実現に向けた技術の改良や社会実装を加速させることを目的としています。今年度の全国会議は、特に関心を集める「天敵利用」に焦点を当てています。
開催の背景
農林水産省は、農業の現状を打破し、持続可能な農業を促進するために「みどりの食料システム戦略」を策定しました。この戦略の実施を支えるための会議は、令和5年度より開催されており、毎回異なるテーマで構成されます。
会議の日程
今年は11月26日から28日までの3日間、東京ビッグサイトで「アグリビジネス創出フェア2025」のプログラムとして行われます。
- - 特別パネルディスカッション:11月28日(金曜日)13時00分から14時30分
- - パネル展示・ポスターセッション・実演(体験):11月26日から28日まで、毎日10時00分から17時00分
パネルディスカッション
このセッションは「天敵利用×最前線とリアル」をテーマに、多角的に工夫された技術についての論議を展開します。農業界の専門家たちを招き、生物農薬の利用法に関する最新の情報を共有し、課題解決に向けた具体的な手法を話し合います。
- - 開会挨拶:農林水産省の担当者
- - ファシリテーター:京都大学の教授
- - パネリストには、農業の実務に関与する企業の専門家や研究者が名を連ねます。
パネル展示・ポスターセッション
全国の9ブロックから選りすぐりの技術を紹介するパネル展示も行われます。これにより、農業の最前線で実践されている技術に直接触れることができ、参加者には貴重な知識とヒントが得られます。特に注目される技術には、以下のようなものがあります。
- - 北海道:ワイン用有機ぶどう栽培を支える遠隔監視草刈ロボット
- - 東北:鶏糞を利用したバイオ炭の開発
- - 関東:茶園用の病害虫クリーナー
- - 九州:飼料流通を支援する管理ソリューション
特設展示
また、「天敵昆虫」を利用した害虫防除の新技術も紹介されます。こうした最前線の技術が、日本の農業をどのように変革していくのか、期待が高まる展示です。
参加方法
パネルディスカッションの参加は先着180名まで受け付けており、事前登録が必要です。一般の参加者は、アグリビジネス創出フェア2025に来場することで、パネル展示やポスターセッションにも自由に参加可能です。
最後に
持続可能な食料生産を実現するため、これらの技術交流の場は、多くの農業関係者にとって貴重な機会となります。将来の農業の姿を一緒に模索する場にぜひご参加ください。