名建築を未来へ
2022-11-29 11:00:02

松本市の名建築を未来へ!「マツモト建築芸術祭」が始まる

松本市の名建築とアートの融合を目指す「マツモト建築芸術祭」



長野県松本市には、数々の歴史ある建築物が立ち並び、その中には国宝の「松本城」や「旧開智学校」があります。特に近代建築の保全が進まない現状に対し、有志が集まり「マツモト建築芸術祭」が始まりました。このイベントは、松本の魅力を再発見し、さらなる保存活動へとつなげることを目的としています。

マツモト建築芸術祭の発足



「マツモト建築芸術祭」は、2022年にスタートしました。松本市内の観光業に従事する地元の有志たちは、明治から昭和期に建てられた名建築を再評価し、再生を促す活動を行っています。この芸術祭は、アートと建築を組み合わせた展示を通じて、街の活性化を目指します。特に周遊型のスタイルが大きな反響を呼び、初回の開催には6万5000人以上が足を運びました。

松本の名建築
(第1回目の様子)

新型コロナ禍でも成功を収めた初回の開催



第1回目の「マツモト建築芸術祭」は2022年1月29日から2月20日まで、約23日間にわたり開催されました。多数のアーティストによって、歴史的建物とアートのコラボレーションが魅力を引き出しました。この活動は、コロナウイルスの影響で静まり返った都市に新たな活気をもたらしました。

昭和初期の建物の再生に向けた活動



芸術祭の活動は、単なる展示にとどまらず、近代のまちの歴史を伝える「松本市近代遺産」の保全にも貢献しています。特に「旧宮島肉店」が洋菓子店として生まれ変わるプロジェクトは注目されています。この建物は数十年放置されていましたが、芸術祭をきっかけに新しい命を吹き込まれます。

次回の構想とクラウドファンディングへの挑戦



「マツモト建築芸術祭2023」は、2023年2月4日から2月26日までの予定で開催されます。今回、300万円を目指してクラウドファンディングに挑戦します。支援金はアーティストの作品制作費や運営資金に充てられ、より高品質な展示を実現することが目指されています。詳細は公式サイトに掲載されていますので、ぜひ確認してみてください。

クラウドファンディングプロジェクトの詳細はこちら

結論:名建築を未来へ



「マツモト建築芸術祭」は、松本市の景観を形成する名建築の保存に貢献していく重要なイベントです。この活動を通じて、松本市の歴史ある建物の価値を再認識し、後世に伝える努力が続けられています。地元の皆さんはもちろん、多くの訪問者にも参加を呼びかけ、松本市の魅力を広げていきたいと思います。

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企画・運営を手掛ける「マツモト建築芸術祭実行委員会」は、松本の有志によって構成されています。彼らの情熱が詰まった新しい試みに、多くの人々が関わり合ってくれることを期待しています。今回のクラウドファンディングも含め、多くの方々のご理解とご支援をお待ちしております。

マツモト建築芸術祭の公式サイトはこちら

会社情報

会社名
マツモト建築芸術祭実行委員会
住所
長野県松本市深志1-2-18コスモビル3F
電話番号
0263-87-8631

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