地域の活性化を目指す「北関東ピッチ」オンラインイベントレポート
2022年3月8日、オンラインにて「北関東ピッチ」が開催され、関東経済産業局、茨城県、栃木県、群馬県が共催しました。本イベントでは、地域の企業が独自の取り組みを発表し、地域の活性化に向けた意欲を示しました。
参加企業とその取り組み
1. 株式会社via-at
代表取締役の河嶋茂氏が「地域まるごとコワーキングスペース」というテーマでピッチを行いました。via-atは、地域の特性を生かしたコワーキングスペースの創出を目指します。独自のIoT認証とクラウド管理を駆使し、地方創生におけるテレワークやワーケーションにおいて、新たなワークスペースの設置方法を提案しました。地域が一丸となり、デジタル田園都市を形成することを目指しています。
2. 株式会社LIGHTz
株式会社LIGHTzの執行役員西大志氏は、「ものづくり中小企業の“ゲンバ知識”を用いた企業変革」を提案。ヒトと社会に良質な“気づき”を提供することを理念としており、スペシャリストの思考をAI化することで製造業など幅広い分野でのDXやCXをサポートします。これにより地域の“ものづくり中小企業”への支援を強化します。
3. 株式会社farmo
栃木県からの参加者、永井洋志氏は「IoTで地域課題を解決し続ける、循環型スマート農業推進事業」に焦点を当てました。同社は、IoTを活用したプロダクト開発を中心に、全国的なLPWA通信インフラ整備など、地域課題の解決に向けた取り組みを紹介しました。特に、データビジネスにおける課題解決の重要性を強調しました。
4. 株式会社akf
同じく栃木県から、増沢航介氏が登壇し、「ものづくりのDXを支える解析コンサルティング」について発表。CAEを用いたコンサルタント事業を展開し、製造業が真正のDXを実現するための障害を現場目線で考察しました。具体的なソリューションの提案を行い、現場主導のDX支援を目指します。
5. 株式会社パンフォーユー
群馬県からの発表者、矢野健太氏は、「パンフォーユーが創造する新しい地域パン経済圏」に関する発表を行いました。パンのサブスクリプションサービス「パンスク」を通じ、地域のパン業界に革新をもたらす取り組みを紹介。冷凍技術を活用し、小さなエリアを商圏とした新たな経済圏の形成を目指しています。
6. 有限会社山﨑製作所
最後に、山﨑将臣氏が「日本経済を救う!製造業のための資材マッチングサイト“Hai-Zai”」をテーマにピッチを行いました。金属加工事業に力を入れる同社は、原材料の有効活用を促進するプラットフォームを提案。余剰資材を有効に流通させることで、製造業の資材調達を効率化する新たな試みを紹介しました。
イベントのまとめ
本イベントは、地域企業の連携を強化し、地域の活性化に向けた具体的なアクションを促す舞台となりました。参加企業の取り組みは地域だけでなく、全国のビジネスシーンにおいても注目されるべき内容でした。このような取り組みが、今後の地域経済を牽引することが期待されます。
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