トランスコスモスの新技術
2024-08-08 15:21:46

トランスコスモスがAmazon Bedrockを用いた生成AI統合を実現

トランスコスモス、Amazon Bedrockで生成AI連携を強化



トランスコスモスは、Amazon Web Services(AWS)が提供するAmazon Bedrockを基盤とした新しいアーキテクチャを開発し、安全かつ迅速な生成AIとの連携を実現しました。この新しい取り組みは、コンタクトセンターにおける複雑なシステム連携の課題解決に向けた重要な一歩です。

生成AIの導入背景



コンタクトセンターは日々多くの情報を扱っており、そのシステムが複雑化する中で、高度なセキュリティと迅速なシステム連携がますます重要視されています。特に、生成AIの技術はその活用が進む一方で、セキュリティリスクも高まるため、適切な解決策が求められていました。これに対し、Amazon BedrockはさまざまなAIと効率良く連携できる柔軟性を持っており、ユーザーとしてもその利便性が高いといえるでしょう。

トランスコスモスの取り組み



トランスコスモスは、早期からAmazon Bedrockの開発に着手し、急速に実行可能なアーキテクチャを構築しました。現在、同社が採用している生成AIの一つにClaude3があり、これはトランスコスモスのサービスとの高い親和性を持つとされ、今後は業務内容に応じて他の生成AIの採用も検討されています。

自社のAI運用ノウハウが反映されたこの開発には、個人情報削除プログラムや不要語削除プログラム、ログのデータベース化などが組み込まれ、これまで複数のプロセスを経なければ実現できなかった機能が、一本のAPIを通じて実現されています。これにより、安全かつ迅速なシステム連携が可能となり、コンタクトセンターの運営効率が大幅に向上しました。

新機能の実装と効果



トランスコスモスは、これらの技術を既に自身のコンタクトセンター「CXスクエア」に導入しており、会話要約機能や顧客の声(VOC)抽出機能などの新しい機能が生産性の向上に貢献しています。また、蓄積されたデータを生かしてさらなる機能改善が進められ、WebサイトやSNS運用など、同社独自の連携機能も強化される見込みです。

Amazon Bedrockの特長



Amazon Bedrockは、AIスタートアップやAWSが提供する高性能な基盤モデルに基づき、ユーザーがその機能を簡単に試し、評価できるフルマネージド型サービスです。その特長には、セキュリティやプライバシーへの配慮、責任あるAIの実現が挙げられます。このサービスを使用することで、ユーザーは自社ニーズに合わせたモデルのファインチューニングやカスタマイズが簡単に行えるようになります。加えて、これによりインフラの構築や管理を行う必要がゼロで、迅速な立ち上げが可能となっています。

今後の展望



Amazon Web Servicesジャパンの安田俊彦氏は、「トランスコスモスの取り組みは、AWSの生成AI技術を活用してさまざまな業界の顧客を支援するための重要な一例」と述べ、このパートナーシップの進展に期待を寄せています。トランスコスモスは今後も生成AIとAWSの技術を駆使し、顧客満足度の向上に尽力する計画です。

本記事では、トランスコスモスのAmazon Bedrockを利用した最新の取り組みを紹介しました。今後の彼らの発展から目が離せません。


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会社情報

会社名
トランスコスモス株式会社
住所
東京都豊島区東池袋3-1-1サンシャイン60
電話番号
050-1751-7700

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