渋谷のインバウンド市場を探る新プロジェクト「Shibuya Inbound Lab」
ADDReC株式会社とCGOドットコムが手を組み、渋谷のインバウンド市場をターゲットにした新たなリサーチプロジェクト「(仮称)Shibuya Inbound Lab」を開始しました。この取り組みは、日本におけるインバウンド消費の拡大を背景に、特に渋谷のインバウンド動向を深掘りすることを目的としています。
プロジェクトの背景
2024年6月には、みずほリサーチ&テクノロジーズが、日本を訪れる外国人観光客数が3,477万人に達し、訪問者の消費額は7.3兆円を超える見込みだと発表しています。この数字の裏には、渋谷が外国人観光客に人気のスポットであることが影響しており、実際に調査によると、訪日外国人の58.4%が訪れた場所に渋谷を選んでいます。このような統計からも、渋谷の持つ魅力がいかに国際的な評価を得ているかが分かります。
「Shibuya Inbound Lab」の活動内容
「Shibuya Inbound Lab」は、SHIBUYA QWSという共創拠点を活動の中心に据えています。この場所ではビジネスパーソンが集まり、新たな市場ニーズを発見するためのフィールドリサーチを実施しています。特に、渋谷に訪れる外国人が求める体験やサービス、そしてその背後にある文化的なインサイトを徹底的に分析し、インバウンド市場のリアルな姿を探るアプローチを行います。
具体的な調査手法
具体的には、海外からの観光客に人気の製品やサービス、例えばガチャガチャやストリートカートに着目し、それらの需要について街中でのアンケート調査を行います。これを通じて、日本独自のコンテンツに対する興味やインバウンド向けのサービスの新しい可能性を見出すことが期待されています。
渋谷のインバウンドニーズに関する調査結果
第一弾の調査結果をもとに、今後のインバウンドコンテンツの開発や渋谷独自の文化を体現する体験ツアーといった形でビジネスの展開に繋げていく方向で進行中です。特に「KAWAII」をテーマにしたホテルや空間プロデュースの開発などが挙げられます。
期待される成果と今後の展望
この新たな取り組みを通じて、訪日観光客のニーズを加速的に把握することで、企業間の共創を促し新たなビジネスチャンスを生み出すことが期待されています。また、渋谷の持つ独自の文化や魅力を発信することで、世界中の観光客に対して新しい価値を提供することが狙いです。
コロナ後の観光業復興
近年の観光業の復興とともに、特にZ世代の若者によるニッチな体験への関心が高まっています。CGOドットコムでは、これまでの文化や価値観をつなげる活動を通じて、インバウンド事業においても新たな価値を提供し続けることを目指しています。
まとめ
「(仮称)Shibuya Inbound Lab」は、渋谷エリアの観光資源を最大限に活用し、今後のインバウンド市場の可能性を探るための重要なステップです。プログラムに参加したい企業パートナーも募集中ですので、ぜひこの機会に情報を共有し、共に渋谷を盛り上げていきましょう。