エバラ食品、次世代育成支援の新たなモデルに
エバラ食品工業株式会社は、2024年7月18日、厚生労働大臣より「プラチナくるみん」の認定を得ました。この認定は、次世代育成支援対策推進法に基づき、より高いレベルで子育て支援に取り組む企業に授与されるものです。神奈川県横浜市に本社を持つ同社は、長きにわたって育児と仕事の両立を支援する様々な制度を展開してきました。
このたびの認定取得に当たり、神奈川労働局からの正式な通知書が2024年8月26日にも交付されました。これは、エバラ食品が継続的に行ってきた育児支援の成果を示すものであり、従業員にとっても明るいニュースとなっています。
「プラチナくるみん」とは?
「プラチナくるみん」とは、すでに「くるみん」の認定を受けた企業が、その後も高水準で取り組みを続けている場合に与えられる特例認定です。エバラ食品は2018年に最初の「くるみん」認定を受けて以来、育児休業の促進や有給休暇の取得に向けた制度を積極的に導入してきました。その結果、2023年度には男性の育児休業取得率が80%を超え、さらには年次有給休暇の取得率も83%に達しました。残業時間に関しても、月間平均がわずか6時間と、 改善がなされました。
具体的な取り組み
エバラ食品では、以下のような具体的な取り組みを行っています。
- - 時差出勤制度:意思に応じて始業時間を調整可能
- - フレックスタイム制度:働く時間を柔軟に設定
- - 在宅勤務制度:場所にとらわれない働き方の実現
- - 年次有給休暇の時間単位取得制度:必要に応じて、有給を細分化して利用
- - 育児休業制度:子ども一人につき最初の3日間は有給で取得可能。
法定以上に子どもが1歳に達した後、初めての4月末日または1歳6ヶ月に達する日のいずれか遅い日まで育児休業が取得できる制度
- - 子の看護休暇:有給での休暇が取得可能
- - 育児短時間勤務制度:入社3年目以降、小学校3年生修了時までの育児短時間勤務
- - 配偶者出産時特別休暇制度:配偶者が出産する際の特別休暇
- - プレコンセプションケア相談窓口の設置:妊娠を考える相談の受付
- - 管理職向けガイドブックの配布:各種制度や労務管理の知識を深めるための資料
これらの取り組みにより、エバラ食品は従業員全員が働きやすい環境を築いています。さらに「こころ、はずむ、おいしさ。」という企業理念を支えに、今後も質の高いサービスを提供し続けます。今後のさらなる発展に期待が寄せられます。