丹波山村の保育所増築
2025-12-15 17:24:36

丹波山村、地域子育て支援を強化する保育所の増築を決定

丹波山村が保育所の増築に挑む理由



山梨県丹波山村は、少子化の逆境を乗り越え、地域の子育て支援を強化するためのプロジェクトを決定しました。今年度中に、村内の保育所に新たな多目的スペースを増築し、子どもたちの保育環境の向上を図ります。

この増築は、移住者の増加により保育所を利用する児童数が増えたことを受けてのものです。丹波山村の村長である木下喜人氏は、子育て世帯を村に呼び込むことが重要だと考え、今後の地域づくりに向けた決意を示しました。

増築プロジェクトの概要


今回の増築工事は、保育所(丹波山村2554番地1)の敷地内に行われ、完成は2024年2月を予定しています。総事業費は約1127万円で、山梨県からの補助金に加え、ふるさと納税型のクラウドファンディングを通じて寄附を募っています。プロジェクト名は『丹波山村地域子育て支援力強化事業』で、目標寄附額は200万円です。寄附は、ガバメントクラウドファンディング®のサイトで受け付けています。

子育て環境向上を目指す丹波山村


丹波山村は、山梨県が行った「地域力向上調査」で移住・定住力は高いものの、子育て基盤については課題があることが明らかになりました。そこで、県はこの調査結果をもとに、「山梨県人口減少危機対策事業」として保育所の増築を提案し、補助金の交付が決まりました。

村内には、現在11人の子どもが保育を受けており、定員には達していないものの、広いスペースが求められています。既存の園舎は平成20年に建設され、平成26年度にはわずか2人の児童しかいなかったものの、その後の移住促進によって子どもたちの数は大幅に増えました。

具体的な増築内容


新たに増築される多目的スペースの面積は約23.71平方メートル。小児用トイレや手洗い場なども設けられる予定です。工事は12月中旬から開始され、モバイル建築方式を採用することで短期間のうちに高品質の建物を建設します。この方式は耐震性や断熱性に優れており、安心して利用できる環境を提供します。

未来に向けた村づくり


丹波山村は、保育環境の充実化を介して更なる子育て世帯の定住を推進し、人口減少対策を講じていく構えです。広々とした安全な保育所が完成すれば、地域の子どもたちが思い切り遊び、成長するための重要な拠点になります。さらに、ふるさと納税を活用した地域貢献のモデルケースともなるこのプロジェクトは、他の地域にも広がりを見せる可能性があります。

最後に、丹波山村が掲げる未来のビジョンは、地域に住む全ての世代が安心して暮らせる魅力的な村づくりです。今後の展開に期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
丹波山村役場
住所
山梨県北都留郡丹波山村2450番地
電話番号
0428-88-0211

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