事業承継デザイン
2024-03-29 11:11:36

産学連携で進化する中小企業支援「事業承継デザイン」とは

産学連携で進化する中小企業支援「事業承継デザイン」



中小企業の存続が懸念される今日、特に後継者問題は深刻で、故郷の企業が廃業の危機に直面しているケースが増えています。日本全体の雇用状況や経済に悪影響を及ぼす中、一般社団法人次世代経営協会と株式会社DML、そして立命館大学DMLが連携し、新たな解決策を提案する「事業承継デザイン」が進められています。この取り組みは、2024年4月から関西で開催される「関西1DAY合宿」を起点に、中小企業に向けた包括的な支援を行います。

事業承継デザインとは?



事業承継デザインは、単なる経営計画の継承にとどまらず、企業の原点やビジョンを深く理解し、未来の企業文化をたえず形成していくための手法です。このアプローチは、特に企業人としてだけでなく一人の人間としての視点から、自分たちが何を大切にし、どのように貢献できるかを問い続けることに重きを置いています。

本格的にスタートする「次世代経営ラボ」では、経営者や社員が自らの創造性を活かせる環境を整え、共に新たな経営視点を発見していくことを目指します。参画企業は、自社の強みや価値観を再評価し、経済面、社会面、文化面からの視点を取り入れれば、より良い経営方針を導き出せるはずです。

1DAY合宿の概要



「関西1DAY合宿」は、今年の4月から年3回開催する予定です。第1回は4月26日に行われ、そのテーマは「あなたの会社で『デザイン態度』は発揮されていますか?」です。ここで取り上げるポイントは、社員一人一人がその創造性を発揮するための風土の重要性です。

  • - 第1回: 4月26日(金)
  • - 第2回: 7月(予定)
  • - 第3回: 11月(予定)

場所は立命館大学OICキャンパスにて行われます。

事業承継デザインの意義



近年、企業環境は変化が激しく、トップダウン型の経営のみでは革新的なアイデアが生まれることが困難です。そこで本プログラムでは、社員の創造力を活かし、協力的な環境を築くことで、社内から新たな選択肢を生み出します。これにより、企業全体が活性化し、従業員の満足度向上にも繋がり、持続可能な経営体質の構築が期待されます。

日本が抱える社会的背景



日本の経済は雇用や所得環境の改善が進みつつありますが、一方で少子高齢化による人手不足が深刻化しています。企業の持続的な成長には技術革新や人材投資が必須であり、短期的な利益を追求するのではなく、中長期的な視点での研究開発や無形資産への投資が求められています。このような背景の中で、次世代経営ラボは単なる利益追求から社会課題の解決へと貢献することが求められています。

最後に



次世代経営ラボが目指すのは、経営者と従業員が共に幸福を感じられる企業の創出です。そのための場として、「関西1DAY合宿」を位置づけています。過去にない独創的なアイデアを生み出す機会を、ぜひとも活用してほしいと思います。参加申し込みは4月7日まで受け付けており、詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。社会情勢の変化に負けず、未来を見据えた新しい経営の形を模索することが、私たち全員に求められています。

会社情報

会社名
一般社団法人次世代経営協会
住所
東京都港区高輪3-25-22
電話番号
03-5422-6085

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