中野市とコドモンの連携
2025-04-02 11:52:19
中野市がコドモンと保育DXに関する初の連携協定を締結し子育て支援を強化
中野市とコドモンが連携協定を締結
長野県中野市と株式会社コドモンは、2025年3月27日に「保育の質及び保育者の資質向上に関する連携協定」を正式に締結しました。この協定は、特に公立保育所において保育DX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に導入し、保育サービスの質を向上させることを目指しています。このような連携は、長野県における地方自治体と企業の中で初めての試みで、全国的な先駆けとも言えるでしょう。
背景と目標
中野市では、令和2年度から令和6年度にかけて「第2期 中野市子ども・子育て支援事業計画」を進行中であり、質の高い保育士の育成が重要課題とされています。この計画に基づき、コドモンが提供するオンライン研修プラットフォーム「コドモンカレッジ」を全市内の公立保育所で利用できるようにすることで、保育士の実務スキルを高める環境を整えました。
新たな連携協定は、令和7年度から令和11年度までの計画である「第3期 中野市子ども・子育て支援事業計画」においても、保育サービスの質向上と保育者の資質向上を中心にした施策を進める基盤となります。具体的には、保育士が各自のキャリアに応じた研修を受けられるよう、特化した研修ページを設け、自己評価やキャリア形成の支援を行うことが目的です。
連携の具体的な取り組み
この協定における具体的な施策としては、以下の内容が含まれています:
1. 保育者の業務省力化:ICTサービス「CoDMON」を活用し、業務の効率化を図ります。
2. 研修内容の充実:特設研修ページを設け、オンライン研修プラットフォームを通じた研修を提供します。
3. キャリア形成支援:研修を通じて保育者が理想とするスキルに近づけるよう支援します。
4. 保護者の負担軽減:子育てに関わる保護者の負担を軽減する施策を具体化します。
これらの施策は、保育業務の質や効率を高め、子どもたちの成長を促すための重要な取り組みです。
市長のコメント
中野市の市長、湯本隆英氏は、連携協定の締結を非常に喜ばしく思っており、「子どもど真ん中!」という市の理念の下、子育て支援施策を加速させることができると自信を示しました。少子化が進む中で、良好な子育て環境を整えることが重要であり、この連携協定が質の高い保育の実現に寄与すると期待されています。
コドモンの意気込み
コドモンの代表である小池義則氏も、今回の協定に大きな期待を寄せています。同社は保護者や保育者、地方自治体が抱える課題の解決に取り組み、「子どもど真ん中!」の社会を実現したいと考えています。さらなる保育の質向上に伴う取り組みが、地域全体の子育て支援に貢献することを目指しています。
【まとめ】
中野市とコドモンの連携協定は、保育業務の効率化と質の向上に向けた重要なステップです。これにより、保護者や地域全体が子育てを支援する環境が整い、未来に向けた明るい子育て社会の実現が期待されます。今後も両者の協力がどのように進んでいくのか、注目されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社コドモン
- 住所
- 電話番号
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