スーダンの水問題解決
2018-03-15 11:10:28
清水寺とロシナンテスが手を組むスーダンの水問題解決への挑戦
スーダンの水事情と募金活動
日本の京都に位置する清水寺と、NGOである認定NPO法人ロシナンテスが協力し、スーダン共和国での水問題を解決するための募金活動を行っています。これは、同国の住民が直面している重要な問題に焦点を当てた取り組みであり、双方の団体が有する理念とリソースを生かした試みです。
スーダン共和国の水不足
近年、多くの地域において安全で清潔な飲み水の供給が大きな課題となっており、国際的には21億人がこの問題に直面しています。スーダンも例外ではなく、無医村地域では特にその傾向が強いです。川原尚行氏が設立したロシナンテスは、この地で危機的な水の不足に直面する人々を救うため、様々な支援活動を続けています。
ユニークな協力体制
ロシナンテスは、医療支援活動を通じて地元のニーズを把握し、「スーダンの人々が真に必要とする支援を届ける」という原点に基づく活動を展開しています。具体的には、スーダンのオンムサマーマ村で住民からの要望を受け、井戸を掘ることが急務だと認識しました。この村では、現在稼働している井戸が2基のみで、10,000人の住民には全く不十分な供給力しかなく、清潔な水を手に入れるために長時間並ぶ日々が続いています。特に女性や子どもにとっては、水汲みの労働が教育や就学の機会を奪う現実があります。
活動の詳細
ロシナンテスと清水寺は、2018年3月15日から4月18日までの35日間、この問題に対する意識を広げる募金活動を実施しています。活動の詳細は、ロシナンテスの公式ホームページやSNSを通じて発信され、多くの方々にご参加いただいています。また、4月15日には特別講演会も予定されており、川原氏自らがスーダンの現状を報告し、その活動への理解を深める機会を提供します。
清水寺と文化的背景
清水寺は、758年に開創され、13万平方メートルの広大な境内には国宝や重要文化財が多数存在し、地域のシンボルとなっています。このような文化的背景を持つ寺院が、スーダンの水問題に対して積極的に支援することで、全国および世界の注目を集めています。募金活動を通じて、日本国内外から人々が清水寺を訪れ、スーダンの支援に参加するきっかけになるでしょう。
まとめ
清水寺とロシナンテスのコラボレーションは、スーダンの人々にとって安全で清潔な水を届けるための新たな一歩です。この募金活動を通じて、一人ひとりが支援の一端を担うことができ、皆の意識が高まることでさらなる活動が促進されることを期待しています。共に水の大切さを理解し、実際の行動へと繋げていくことが肝心です。
会社情報
- 会社名
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認定NPO法人ロシナンテス
- 住所
- 福岡県北九州市小倉北区古船場町1-35北九州市立商工貿易会館7階
- 電話番号
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093-521-6470