赤井川村と恒志堂が生み出す新しい食の価値
北海道の赤井川村と有限会社恒志堂が手を組み、引退した乳牛を活用した新しいハンバーグメニューを開発しました。この取り組みは、地域資源を活かした地方創生プロジェクトの一環で、食に新たな価値をもたらすことを目的としています。
引退乳牛の新たな活用
これまで、食用としてあまり注目されてこなかった乳牛。赤井川村では乳牛としての役目を終えたホルスタインを新たに食肉として利用する試みが行われ、地域の食文化の発展にも寄与しています。これにより、廃用牛に新たな生命を吹き込み、地域の食材としての認知度も向上することが期待されています。
メニューの特徴
恒志堂が運営するレストラン「とと」および「札幌円山カレー」では、2025年10月10日から順次、赤井川産の牛肉を100%使用したメニューが提供されます。これらのハンバーグは、オレンジとタプナードのソースで仕上げられた特製ハンバーグや、ハンバーグカレーがラインナップ。食材の新しい価値を見出す工夫が凝らされています。
土壌と環境が育てた美味しさ
さらに、赤井川村特有のカルデラ盆地に適した気候により、乳牛はストレスフリーな環境で育てられています。特に、アルカリ水と豊富な牧草を使った飼育により、良質な牛乳が常に搾られることから、食肉用としても非常に適した状態に成長しています。
佐藤社長のコメント
有限会社恒志堂の代表取締役・佐藤元春氏は、「今回のプロジェクトを通じて、廃用牛という考え方を変え、新たなブランドとしての価値を立ち上げていきたい」と語ります。また、地域産品の消費拡大や観光振興を通じ、赤井川村の乳牛のブランド化を図り、地域の魅力を全国へと発信する意思を持っています。
食を通じて地域を応援
地方創生に向けたこの連携は、赤井川村のブランド価値を向上させるとともに、食を通じて地域経済を活性化させる役割を果たしています。また、ふるさと納税の返礼品としても展開が予定されており、より多くの人々に赤井川の魅力と食の価値を届ける機会が広がります。
提供店舗情報
住所: 北海道札幌市中央区南4条西22丁目2-2
住所: 北海道札幌市中央区大通西22丁目1-1 恒志堂円山ビル
この新しいメニューは、地域の方々だけでなく、観光客の皆さんにも愛される逸品となることでしょう。ぜひ、訪れて新たな味と地域のストーリーを体感してください。