公園レンタルの新時代
2020-01-20 11:50:03

公園の新しい使い方!パークフルが展開するクラウドサービスとは

公園の新たな利用方法、パークフルの挑戦



日本初となる公園レンタルサービスを提供する株式会社パークフルは、芦屋市と協力し、地域の公園を生かすための実証実験を展開しています。本プロジェクトは、公園をより身近で使いやすい空間へと変えることを目的としており、地域住民の活動を促進する貴重な取り組みです。

公園レンタルサービスの背景


芦屋市内には多くの小さな公園がありますが、これらの公園は十分に活用されているとは言えません。市民が主体となって公園を利用し、地域活性化を図ることが求められていました。パークフルは、公園の利用をオンライン化することで、申請手続きの負担を軽減し、市民が簡単に公園をレンタルできるシステムを構築しています。

法律や規則に基づく手続きが多かった従来の公園レンタルの方法では、利用者は申請書を印刷し記入した後、自治体の窓口に出向く必要がありました。この手間の多さが公園の利用を妨げてきたのです。オンライン化によって、このプロセスを大幅に簡素化し、市民も自治体も手続きにかかる時間を削減できることが期待されています。

実証実験の詳細


実証実験は2020年1月21日から3月31日まで、芦屋市内の全公園145か所を対象に行われます。この期間中、クラウドサービスを利用した公園レンタルの申請手続きがどのように運用されるかを検証します。これにより、今後のシステム改善のためのデータ収集が行われ、全国展開への布石となることでしょう。

市民の声と感想


芦屋市の公園レンタルに対する期待は高まっており、これまで地域で実施された様々なイベントの成功がその証です。例えば、近所のママさんグループが市の小公園を利用してマルシェを開催すると、多くの住民が集まり、普段は見知らぬ人同士が楽しい会話を交わすようになりました。このようなイベントを通じて、地域コミュニティのつながりが生まれたのです。

昨年度には、地域住民が協力して公園を活用するプログラムが評価され、第35回都市公園等コンクールで都市局長賞を受賞するなど、その可能性が広がっています。公園利用の裾野を広げることに成功すれば、より多くの市民が公園を利用し、地域の活性化へと繋がります。

未来への展望


実証実験を終えた後も、パークフルはフィードバックをもとにシステムの改善を策る意向を示しており、その後の全国展開を視野に入れています。公園が人々にとって親しみやすく、活用される場となることを目指し、今後も多くの自治体や関係者と連携していく方針です。

公園レンタルのオンライン化により、「公園がもっと楽しく、もっと身近に」なる未来が期待されます。市民と公園、そして地域社会が一体となって素晴らしい公園利用文化を築いていけることを願っています。

会社情報

会社名
株式会社パークフル
住所
東京都港区浜松町1-15-3 K&Yビル 5F
電話番号
03-6365-1099

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