鴻池運輸、Exabeam導入によりセキュリティの新たな時代へ
総合物流サービス業界の重要プレイヤーである鴻池運輸株式会社は、セキュリティ運用を飛躍的に効率化するため、Exabeam Japan株式会社の「Exabeam New-Scale Security Operations Platform」を採用しました。このプラットフォームの導入は、同社がセキュリティの強化を図り、サイバー攻撃に対してより強靱な体制を築くことを目的としています。
Exabeamのプラットフォームは、機械学習を駆使し、ユーザーエンティティ及び行動分析(UEBA)を行うことで、異常な行動を早期に捉えます。これにより、セキュリティ運用における人的負担を軽減し、脅威の素早い検知と的確な対応を実現します。また、このシステムは「行動ベースのタイムライン」を自動生成するため、全ての行動を簡潔に可視化。これによって、セキュリティ運用のノウハウを持たない担当者でも脅威を迅速に判断できるようになります。
鴻池運輸の取り組み
鴻池運輸のICT推進本部副本部長兼デジタルトランスフォーメーション推進部部長である佐藤雅哉氏は、今回のExabeam導入の背景について「国内外のグループ全体のセキュリティ対策を強化するため、2023年9月に新たにExabeamを導入し、2024年1月から正式運用を開始します」と説明しています。
同社では、従来のセキュリティ対策において、大量のログ分析や相関分析が課題でした。このため、特定のスキルを持つ社員に負担が集中し、作業の進行が属人化していました。しかし、Exabeamを導入することにより、各種のログデータを取り込んで自動化することが可能となり、運用の効率が大幅に向上しました。
さらに、UEBA機能によって通常行動と異常行動をスコアリングし、タイムライン上で監視することができるようになりました。これにより、セキュリティ運用の負担軽減と内部不正対策の強化を双方で達成しています。インシデントの原因を迅速かつ正確に特定できる能力も高まりました。
Exabeamからの期待
ExabeamのCEOであるChris O’Malley氏は、「このたび、鴻池運輸様にExabeam New-Scale Security Operations Platformをご採用いただき、大変光栄です。私たちの目標は、迅速かつ正確に脅威を検知、調査、対応する最高のセキュリティソリューションを提供することです」とコメントしました。このコラボレーションにより、より安全な未来への道筋が築かれることが期待されています。
鴻池運輸株式会社について
鴻池運輸は1945年に設立され、創業1880年を誇る老舗の物流会社です。大阪市中央区に本社を構え、国内外で総合的な物流サービスを展開しています。具体的には、貨物運送、倉庫業務、構内物流など、幅広いサービスを提供し、確かな信頼を築いてきました。
Exabeamについて
Exabeamは、AI技術を活用してセキュリティ運用の新しい形を提案する、グローバルなサイバーセキュリティのリーダー企業です。高度な分析やデータインジェスチョン、ワークフロー自動化を駆使し、脅威検知や調査、対応を効率的に行えるプラットフォームを提供しています。
今後、両社の連携を通じて、更なるセキュリティの強化とサイバー脆弱性に対する耐性向上が期待されています。