2025年1月のパート・アルバイト求人時給の状況
2025年1月、株式会社アイデムが行った調査によると、東日本エリアのパート・アルバイトの平均時給は1,251円で、前年同月比で11円増加しました。一方、西日本エリアでは1,201円にとどまり、前年よりも86円の減少となっています。このデータは、求人メディア『イーアイデム』や採用ホームページ構築サービス『Jobギア採促』から収集された情報に基づいています。
エリア別平均時給の詳細
調査の結果、東日本エリアの平均時給は、都道府県別では東京都が1,294円、神奈川県が1,274円、千葉県が1,241円、そして埼玉県が1,218円でした。特に東京都は前年同月比で28円の増加があり、引き続き高い水準を保っています。
対照的に、西日本エリア、特に関西3府県の平均時給は1,216円となり、前年より94円減少しました。同エリアの府県別では、大阪府が1,251円、京都府が1,189円、兵庫県が1,168円という結果です。特に京都府の「販売・接客サービス職」では前年同月比で71円の増加を記録しており、40ヶ月連続でプラスを維持しています。
職種別の動き
細かいデータを見てみると、職種大分類別の平均時給では、東日本では「専門・技術職」が最も高い1,430円で、一部職種では前年より減少しているものもあります。また、事務職は1,220円で50円の増加、清掃や飲食業はそれぞれ1,226円、1,194円となり、全体的にプラスの職種が多く見られる結果となりました。
西日本では、専門・技術職が1,412円で248円の減少に対し、製造関連・ドライバー職が1,160円で40円の増加といった具合に、職種により明暗が分かれています。特に西日本エリアでは、製造や飲食サービス職においても平均時給が上昇しており、地域全体での雇用促進が期待されます。
まとめ
ここまでのデータでは、東日本と西日本の賃金差が依然として存在し、特定の職種においては前年に比べて明確な増加が見られることが確認されました。全体的には、パート・アルバイト市場は活発な動きを見せており、今後も賃金の動向は注視されるべきです。興味のある方は、詳細集計を株式会社アイデムの公式サイトで確認することをお勧めします。
(調査データは、東日本エリアで90,420件、西日本エリアで34,319件に基づいています。)