Craifと北海道大の研究
2024-07-26 11:05:18

Craif株式会社と北海道大学が婦人科がん診断で新たな共同研究を発表

Craif株式会社は、北海道大学と共同で婦人科がんに関する新たな研究成果を発表しました。この成果は、2024年に大阪で開催される第60回日本周産期・新生児医学会学術集会にて紹介されます。

共同研究の背景


今回の研究は、妊娠中の婦人科腫瘍のスクリーニングに焦点を当てています。妊婦の尿中には、マイクロRNAという成分が含まれており、これを通じてがんの早期発見が可能ではないかという仮説が立てられました。しかし、妊娠中という独特な状態におけるマイクロRNAの変化については、十分に研究されていない部分が多かったのです。

Craif株式会社は、同社が持つ「NANO IP®︎」という基盤技術をもとに、尿中からのマイクロRNAを用いた新しい診断方法の開発に取り組んできました。研究チームは、この尿中のマイクロRNAのプロファイル解析により、妊婦における婦人科腫瘍の早期発見が可能であることを示しました。

研究成果の要点


この共同研究の結果、妊婦の尿から抽出したマイクロRNAを使用することで、婦人科腫瘍の早期スクリーニングが実現できるという可能性が示唆されました。今後は、さらなる症例データの収集や良悪の鑑別が可能なモデルの研究開発が進められる予定であり、これにより、妊婦に対する医療の質が向上することが期待されています。

日本周産期・新生児医学会学術集会について


この研究成果は、2024年7月13日から15日にかけて、大阪国際会議場で開催される第60回日本周産期・新生児医学会学術集会で発表されます。この学術的な交流の場は、さまざまな専門家が集まり、先端の研究や実践が共有される貴重な機会となります。詳細は、公式ホームページで確認できます。

Craif株式会社とは


Craif株式会社は、2018年に設立された名古屋大学のベンチャー企業です。同社は、体液中のマイクロRNAを高精度で検出する技術を用い、がんなどの疾患の早期発見を目指しています。具体的には、次世代がんリスク検査「マイシグナル®︎シリーズ」を展開し、一人ひとりに合わせた個別化医療の実現に向けて研究と開発を行っています。

Craifの目指すところは、人々が長生きできる社会の実現です。がんに関する新しい研究成果は、このミッションへの重要な一歩となるでしょう。今後もCraifは、がんの早期発見と予防に向けて、新たな取り組みを展開していくとしています。


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会社情報

会社名
Craif株式会社
住所
東京都文京区湯島2丁目25番7号本郷ITPオフィス5階
電話番号

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