リアルタイムデータプラットフォーム「Momento」がシリーズAラウンドで1500万ドルを調達 - 企業の大規模AI製品開発を加速
Amazon DynamoDBの開発チーム出身者によって設立されたリアルタイムデータプラットフォーム企業のMomento Inc.(以下Momento)は、ベインキャピタルベンチャーズが主導するシリーズAラウンドで1500万ドルを調達したことを発表しました。
Momentoは、開発者が安全かつ確実に世界中の多くのユーザーにサービスを提供できるように支援することを目指しています。大規模なAIを活用したサービスが増える昨今、開発者はより高機能で信頼性の高い製品が求められており、複雑なレガシータイプのクラウドインフラを使い続けることに負担を感じています。Momentoは、キャッシュ、ストレージ、Pub/Subといった強力なクラウドの基本サービスと機能を提供することで、開発者がこれらの負担から解放され、AIの新機能を迅速にリリースできる環境を提供します。
今回の資金調達により、Momentoは企業向けの販売を加速し、新たなAIワークロードのサポートに重点を置き、プラットフォームの機能セットを拡大する計画です。
Momento Topicsの一般提供開始
Momentoは、大規模なN対Nのリアルタイム通信に最適化されたサーバーレスのPub/Subメッセージング・サービス「Momento Topics」の一般提供を開始しました。Momento Topicsは、優れたセキュリティと拡張性により、開発者による強力なライブアプリケーションの構築を可能にし、数百万人規模のユーザーに最速のアップデートを実現します。
Momentoの強み
- - 大規模なトラフィックのバーストにも対応できる信頼性の高い、低レイテンシーのイベントバス
- - 認証、アクセス制御、暗号化を含む豊富な機能セット
- - インテリジェントな制御プレーンによりリソースを効率的に管理し、ダウンタイムを排除
Momentoの顧客
Momentoは現在、CBS、Wyze、ProSieben、Docomo Innovations、Paramount、Taco Bellなどのグローバルな顧客にサービスを提供しています。今年、Momentoは、Redpoint Venturesが発表したInfraRed 100リストとMenlo Venturesが発表した The Modern Al Stackの両方に選出されました。これは、自動リマーケティングや農業IoTなど多様なAI対応新製品を実現するために、顧客がMomentoに対していかに期待しているかを反映しています。
Momentoの今後の展望
Momentoは、企業がこれまで以上に迅速にリリースできる環境を支援することをミッションとしています。今回の資金調達により、企業向けサポートをさらに拡大し、市場開拓をより確かなものにすることができます。
Momentoについて
Momentoは、大規模なリアルタイム・データ・インフラストラクチャーを容易に実現します。Momentoプラットフォームは合理化された開発および運用環境で、フルマネージドかつ高いスケーラビリティを目的に設計されています。シンプルかつ強力なエンタープライズグレードのサービスにより、開発者は従来の定型的で煩雑な作業が不要になり、革新的なプロダクトをさらに素早く確実にビルドできるようになります。