2024年、日本人の保険意識は?「オカネノホンネ」1万人調査から見えてきた現実
株式会社DIGITALIOが運営する金融情報メディア『オカネノホンネ』は、2024年9月にポイントサイト「ECナビ」会員を対象に、1万人規模の「保険」利用状況に関するアンケート調査を実施しました。
調査結果から、現代における保険に対するニーズや考え方の変化が明らかになりました。今回は、特に注目すべき調査結果を3つのポイントに絞って解説していきます。
1. 生命保険加入率は低下傾向?世帯と個人のギャップに注目
調査では、生命保険分野での個人の加入率が明らかになりました。上位5位は昨年調査と同じ商材でしたが、全体的な加入率は低下傾向にあることがわかります。
特に注目すべきは、医療保険の個人加入率が41.8%だった一方、生命保険文化センターの2021年度調査では世帯加入率が93.6%だったことです。この大きな乖離は、世帯単位と個人単位での調査の違いや、医療特約の有無など、様々な要因が考えられます。
今回の調査結果から、世帯単位では高い加入率を示す生命保険ですが、個人単位で見ると、特に若い世代では加入率が低くなっていることがわかります。
2. 保険加入は「家族や親族からの勧め」が依然として多い!
保険加入のきっかけとして、最も多かったのは「家族や親族からの勧め」でした。これは、保険加入が依然として周囲の影響を受けやすいことを示しています。
一方で、インターネット経由や保険代理店経由での加入も増加しており、保険への情報収集方法が多様化していることもわかります。
3. 公的社会保障制度への理解度は低い?
調査では、公的社会保障制度への理解度も調べられました。その結果、公的な社会保障制度について「知っている」と答えた割合はいずれも半数以下という結果になりました。
特に、若い世代では公的社会保障制度への理解が低いことがわかりました。これは、将来への不安や、情報収集の不足などが原因と考えられます。
保険加入を検討する際には、公的保障内容を理解した上で、自分に必要な保障を検討することが重要です。
まとめ:保険への意識は変化している!
今回の調査結果から、現代においては、保険に対する意識が変化していることがわかります。世帯単位では高い加入率を示す生命保険ですが、個人単位で見ると、特に若い世代では加入率が低くなっています。
また、保険加入のきっかけは、家族や親族からの勧めが依然として多い一方で、インターネットや保険代理店経由での加入も増加しています。
公的社会保障制度への理解度が低いことも課題として浮かび上がりました。
保険は、人生における様々なリスクに備えるための大切な手段です。今回の調査結果を参考に、自分にとって最適な保険を見つけるようにしましょう。