名古屋の和食居酒屋『ぐっとくるダイニング』が新たな挑戦
名古屋市を中心に37店舗を展開するお馴染みの和食居酒屋『ぐっとくるダイニング』は、2026年5月27日に新プロジェクト「ずっとCrewプロジェクト」を発表しました。このプロジェクトは、「ずっと良いクルー(スタッフ)」として働き続けられる環境作りを目指すものです。コロナ禍を経て従業員数を約100名から300名に増やし、今や約400名の体制を構築。飲食業界の厳しい人手不足を背景に、同社は新たな道を切り開く決意を示しています。
飲食業界の人手不足と離職率
飲食業界では長年に渡り、人手不足と高離職率が問題視されています。帝国データバンクによると、非正社員の人手不足を実感している企業の割合は飲食店で65.3%に達しており、依然として業種別で最も高い数字となっています。また、厚生労働省の調査によると、宿泊業・飲食サービス業の離職率は26.6%であり、全産業平均の約1.7倍という状況が続いています。
このような厳しい環境の中、ぐっとくるダイニングの離職率はわずか10%と、業界の基準を大きく下回る成果を上げています。コロナ禍で約3倍の従業員を抱えるに至り、成長を続ける同社の取り組みは他の飲食業にも良い影響を与えることでしょう。
『ずっとCrewプロジェクト』の目的
「ずっとCrewプロジェクト」の基本理念は、「ずっと良いクルー」でいるための職場環境を提供することです。社名にも込められた思想に基づき、店舗のクオリティはスタッフの質によって左右されるという信念を貫いています。このプロジェクトは、社員の人生をより豊かにするために、組織としての仕組みを強化することを目指しています。
人材プラットフォーム「crew LINE」
このプロジェクトの中心にあるのが、独自の人材プラットフォーム「crew LINE」です。このプラットフォームは在籍する社員だけでなく、退職した卒業社員も含め、全ての「クルー」が登録可能です。具体的には次のような機能を備えています:
- - 全員登録:現役の社員やアルバイトが全員登録可能。
- - 卒業後の継続接続:退職者もネットワークに参加し、情報を共有。
- - 出戻り窓口:ライフスタイルが変化した際の復職相談を受け付け。
- - 採用相談:卒業社員からの紹介や転職相談の窓口。
このような人材ネットワークを通じて、同社は飲食業界の人手不足や離職の課題に挑戦し続けます。卒業社員が再び戻ってくる仕組みを整えることで、飲食業界の厳しい環境を少しでも改善しようと努めています。
なぜ今、ずっとCrewプロジェクトなのか
プロジェクトの立ち上げ背景には飲食業界の厳しい現実が影響しています。今でも業種別の人手不足は高い水準にあり、このままでは持続可能な経営は難しいと考えられています。ぐっとくるダイニングとしては、社員が辞めて終わりではなく、彼らとの関係を大切にし、将来的な成長につなげることが期待されています。
代表取締役の岩田聡氏は、もっと社員が働きやすくなるような仕組みづくりを進めます。「ぐっとくる料理は、良いクルーが生み出すのです。私たちの目指すところは、クルーとその後のキャリア形成、そして人生そのものを支援すること」と語りました。
会社概要
企業名:株式会社ぐっとくるダイニング
代表者:岩田 聡
本社所在地:愛知県名古屋市
事業内容:和食居酒屋の経営
店舗数:26店舗
ビジョン:名古屋で一番、和食でヒトを元気にする会社になる
公式URL:
ぐっとくるダイニング
長い目で見れば、ぐっとくるダイニングの改革の試みが、飲食業界全体における人材確保や職場環境の向上に寄与することが期待されます。今後の展開にぜひ注目したいところです。