丸の内Bloomway本格始動
2024-07-02 15:01:23

三菱地所、丸の内の回遊性向上へ「Marunouchi Bloomway」本格始動!月替わり花壇で賑わい創出

三菱地所、丸の内エリアの回遊性向上へ「Marunouchi Bloomway」本格始動!



三菱地所株式会社は、2020年代における丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)のまちづくりを「丸の内NEXTステージ」と位置づけ、新たな取り組みとして「Marunouchi Bloomway(丸の内ブルームウェイ)」を本格始動しました。

本リニューアルでは、東京駅前に位置する三菱ビルと丸の内二丁目ビルの1階通路空間と外構部に、大規模な花壇を設置。月替わりで季節の植物が咲き乱れ、丸の内を象徴する緑豊かなメインストリートである丸の内仲通りの機能を両ビル建物内に拡張することで、東京駅や丸の内仲通りへの連続性を持たせ、まちの回遊性を高めます。

「Marunouchi Bloomway」の3つの特徴



(1)月替わりの四季を感じる仕掛けで丸の内仲通りを“拡張”、賑わい・回遊性を創出

三菱地所は、丸の内仲通りをビル同士をつなぐ重要な存在と捉え、憩い・交流・文化性の要素も併せ持つ歩行空間機能の延伸・拡張に取り組んできました。三菱ビルは、観光客が東京駅方面から最初に丸の内エリアに足を踏み入れる場所であり、本取り組みを通じて、国内外からの来街者を迎える玄関口として、丸の内仲通りまで歩いて抜けたくなる公園のようなアプローチ空間を創出します。

「まちに季節を、ビルの中に季節を。」をコンセプトに、月替わりで1F通路空間と外構部を季節の植物で彩ります。花壇と同じ木材で設えたベンチも併設されており、来街者には驚きを、エリアワーカーには癒しを感じてもらえる憩い空間として生まれ変わりました。

(2)環境負荷低減を企図した素材を使用、大規模工事・大量廃棄を避けたリニューアル

本プロジェクトでは、植栽はそら植物園株式会社、花壇は株式会社三菱地所設計と連携し、既存建築・設備はそのままに、一切解体・廃棄などの工事を行わず、植物や花壇の再生育・再活用も可能なアップサイクルを実現しました。

植栽については、植物への負荷を避け、持ち運びしやすいようすべての植物を鉢植えの状態で設置しています。植栽以外の素材もベンチはコルク製、花壇は木製であり、接合金具もほとんど使用していないため、廃棄時にも産業廃棄物は排出されません。

さらに、各月の植物は廃棄するのではなく、道行く来街者やワーカーに配布、または農園に戻して養生し再利用することで、賑わいや回遊性創出にとどまらない付加価値体験の創出にもチャレンジしています。

(3)場の使い方を柔軟に捉えた、サイズ・形状が可変な花壇設計

ビルは多様な使われ方をするため、共用部のレイアウトを変更しやすいよう、花壇サイズを容易に伸縮・変形することのできる可変性の高い花壇設計を採用しました。木枠を追加するのみで、サイズ変更時にも大規模な工事は不要です。

「Marunouchi Bloomway」の名称について



花やアイディアがぱっと咲く“Bloom”と道の“Way”を掛け合わせ、さらにNYのブロードウェイとも語呂感を合わせて、人が行き交うにぎやかな通りをイメージして「Marunouchi Bloomway(丸の内ブルームウェイ)」と名付けられました。

ロゴは“B”にも“W”にも見える2つの意味を持ち、道行く人々が季節による変化を楽しみ、この道を好きになってほしいという想いを込めて、リズム感のあるハートのモチーフも兼ねています。

丸の内エリアのまちづくりコンセプト「丸の内Reデザイン」



三菱地所は、2020年以降の丸の内エリアにおけるまちづくりを「丸の内NEXTステージ」と位置づけ、“人・企業が集まり交わることで新たな「価値」を生み出す舞台”を創造していきます。「丸の内Reデザイン」はその実現に向け、まちづくりのあり方から変えていくコンセプトワードです。

環境負荷低減への取り組み



「Marunouchi Bloomway」では、環境負荷低減にも積極的に取り組んでいます。花壇は環境負荷低減を企図した素材を使用し、大規模工事・大量廃棄を避けたリニューアルを実現しました。また、植物の再利用や配布など、参加型のまちづくりを推進することで、環境への配慮と地域住民との連携を強化しています。

今後の展開



三菱地所は、今後も人や企業が世界中から集まり続ける丸の内エリアにおいて、それぞれのビルが持つ特性やポテンシャルに応じて、価値協創やオープンなまちづくりを通じた新たな価値創造を図っていくとしています。

「Marunouchi Bloomway」は、丸の内エリアの賑わい創出と回遊性向上に大きく貢献するだけでなく、環境負荷低減、地域住民との連携など、持続可能なまちづくりへの取り組みを象徴するプロジェクトと言えるでしょう。


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