氷見でフクラギ体験
2025-10-29 12:15:24

コミュニティの再生を目指す!フクラギのさばき方を学ぶイベント「日本さばける塾 in 氷見」の成功

水産資源の魅力を再発見!「日本さばける塾 in 氷見」



2025年10月26日(日)、氷見市にて地域のコミュニティを再生するためのイベント「日本さばける塾 in 氷見」が開催されました。この催しは、一般社団法人海のごちそう推進機構と一般社団法人とやまミライラボが主催し、日本の海の恵みを次世代に受け渡すことを目的としています。特に昨今の環境変化に直面する中、海の豊かさを再確認し、参加者同士の絆を深めることを狙いとしています。

イベントの概要



この日、参加者たちは以下の4つの体験を行いました:
1. 魚を獲る - 島尾海水浴場にて、地引網漁を実施。
2. 魚をさばく - 鮮魚店「弥助」の二塚勉さんを講師に、フクラギのさばき方を習得。
3. 郷土料理を作る - 獲れた魚を使って、大漁鍋を製作。
4. 魚の学び講座 - 大屋進之介さん(東京海洋大学博士課程)が、地元の魚種や海洋の変化について解説。

今回のイベントは、能登半島地震によって地域を離れた住民を対象にしたもので、特に意味のある取り組みとなりました。

地引網漁の体験



最初に行われたのは、伝統的な地引網漁でした。子どもから大人まで参加し、地元の漁師の指導を受けながら、力を合わせて網を引き上げました。この日、水揚げされた魚はカマス、キス、クロダイ、カワハギ、スズキ、サゴシなどの多彩な種類。中でもサゴシは、最近の海の変化により氷見で水揚げされるようになった新顔です。

参加者たちは大屋さんの解説を通じて、さまざまな魚について学び、興味を持つ子どもたちの姿が印象的でした。

フクラギをさばく親子の挑戦



続いて、余川谷営農研修会館に移動し、魚をさばく実践が行われました。講師の二塚さんは、地元の鮮魚店「弥助」の3代目であり、震災後の地域復興に貢献されています。彼の指導の下、親子が一緒にフクラギの三枚おろしに挑戦しました。子どもたちは最初は緊張ぎみでしたが、協力しながら見事に刺身を完成させ、おいしく食べる姿が印象的でした。

また、魚を使った郷土料理の「大漁鍋」も、参加者全員で楽しみました。

次世代へのメッセージ



試食の時間には、さばいたフクラギの刺身を囲みながら、親子で料理について会話が弾む様子も見られました。「やわらかいね」「おいしい」といった声が飛び交い、皆が楽しみながら地域の豊かさを共有しました。大屋さんからは、魚の文化やさばく技術を未来へ継承する重要性についてのお話があり、参加者たちはそのメッセージを胸に受け取ったことでしょう。

参加者の声と今後の期待



参加した子どもたちや保護者からは、自己体験を通じての学びを実感したとの声が多く、特に「今後も機会があれば挑戦したい」といった意見が寄せられました。このようなイベントは、ただ魚の文化を学ぶだけでなく、震災によって離れた住民同士の交流を深める大切な架け橋となりました。

結び



「日本さばける塾 in 氷見」は、地域の絆を再確認し自然から学ぶことの重要性を再認識できる素晴らしい機会でした。海の恵みを未来へとつなげていくため、これからもこのような取り組みが広がっていくことを期待したいと思います。


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