NTT東日本、運用サポートメニューを提供開始
NTT東日本が2024年9月10日より「Managed SD-WAN」に新たに運用サポートメニューを追加しました。これは、IT人材不足の影響を受ける企業に向けた効果的な支援策であり、快適で安心なネットワーク利用をバックアップすることを目的としています。
1. 提供の背景
NTT東日本は2020年7月から「Managed SD-WAN」を提供し、全国規模で閉域ネットワークの構築を可能にしました。このサービスにより、多くの企業がネットワークの一元管理や機能設計を柔軟に行えるようになりました。しかし、IT専任担当者が少ない企業からは、プロフェッショナルな運用支援を求める声が多く寄せられていました。このニーズを受け、「運用サポートメニュー」を新設し、より安心・便利にManaged SD-WANを利用できる環境を整えることにしました。
2. サービス概要
新しく設けられた運用サポート窓口では、「Managed SD-WAN」に関する問い合わせを一元的に受け付け、利用者が快適にサービスを活用するための支援を行います。具体的には、以下の内容を提供します。
1.
お問い合わせ対応: サービス仕様やコントローラの操作に関する疑問を解消します。
2.
トラブルへの対応: 開通や故障トラブル時に、原因の特定や復旧支援を行います。必要に応じて、関連窓口への問合せも代行します。
3.
操作代行サービス: コントローラ上での特定の操作を代行し、煩雑な設定をサポートします。
4.
通信断アラート: CPEの通信に異常が発生した際に、メール通知で迅速にお知らせし、復旧を効率化します。
3. 提供条件
本サポート窓口は以下の条件で運営されます。・故障関連のお問い合わせは24時間365日受け付け、その他の問い合わせは平日9時から18時まで受け付けています。連絡手段には電話、メール、Webフォームがあります。
4. 提供料金
月額利用料については、全拠点で「Managed SD-WAN」を利用する場合必須の加入が必要ですが、初期費用はかかりません。必要な業務内容や料金の詳細については、サービスサイトにて確認できます。
5. お申し込み受付
このサポートメニューは2024年9月10日から提供開始します。詳しい情報はNTT東日本のサービスページをご覧ください。
6. Managed SD-WANの特長
「Managed SD-WAN」は、CPEとコントローラを用いて、全国で閉域ネットワークの簡易構築が可能なサービスです。自動セットアップにより迅速にネットワークが構築でき、アプリケーションごとのトラフィック制御で快適な通信環境を実現します。また、運用面ではWeb画面での設定管理ができるため、効率的な運用が図れます。
このように、NTT東日本の新しい運用サポートメニューは、IT人材不足の問題を解消し、ユーザーの安心で快適なネットワーク利用を支える力強い支援策として位置付けられています。