公益財団法人日本数学検定協会は、算数・数学の実用的な技能を測る実用数学技能検定「数検」を実施しています。
2023年度に数検を受検し優秀な成績を収めた個人・団体に贈られる「数検」グランプリの受賞者が決定しました。
今回の受賞者は、24団体112名。最年少は8歳、最年長は78歳と幅広い年齢層が受賞しており、生涯学習の一環として数検が活用されていることがうかがえます。
特に注目すべきは、文部科学大臣賞の受賞者の内、7人中6人が小中学生だったことです。これは、若年層において数検合格を目標にした自発的な学習が進んでいることを示しています。
表彰式典は、2024年7月31日(水)に学士会館にて開催されます。
「数検」グランプリは、算数・数学の学習意欲を高め、学習の励みとなることを目的としています。成績優秀な個人・団体を表彰することで、数学学習の更なる発展を促す役割を担っています。
個人賞には、「文部科学大臣賞」、「会長賞」、「金賞」、「生涯学習功労賞」の4種類があります。団体賞には、「高等教育」「高等学校」「中学校」「小学校」「公教育団体」「一般団体」の6部門があります。
「数検」グランプリの選考基準は、年間の数検合格者と実施団体を対象に、継続的な学習活動、優秀な成績、数学指導の成果などを総合的に評価しています。
表彰式典では、文部科学大臣賞をはじめとする受賞者に賞状と記念品が贈呈されます。
「数検」は、数学・算数の基礎力向上だけでなく、論理的思考力や問題解決能力を育むのに役立つ検定です。今後も、「数検」は、学校教育や生涯学習において重要な役割を果たしていくことが期待されています。