農業の課題解決に貢献する自動操舵システム『Value Line』シリーズ
株式会社トプコンは、スマート農業の更なる普及を目指し、農機の自動操舵システムのエントリーモデル『Value Line』シリーズを発売しました。
日本の農業は、高齢化と労働力不足が深刻化しており、農業従事者の減少に伴い、1人当たりの作付面積は拡大し続けています。農作業の省力化と作業負担の軽減は喫緊の課題であり、ICT技術を活用した「スマート農業」の推進が求められています。
『Value Line』シリーズは、従来の自動操舵システムの高い精度を維持しながら、使い勝手を大幅に向上させたエントリーモデルです。7インチと10インチの2種類のモニターサイズから選択でき、操作ボタン付き電動ハンドルやフラットで操作性の高いコンソールを採用するなど、誰でも使いやすい設計となっています。
『Value Line』シリーズの主な特長
使い勝手を向上させた設計
- - ハンドル、コンソール、GNSS受信機をすべて新設計し、操作性を向上させました。
- - 全ての機器が高耐水性を持つため、突然の雨でも安心してお使いいただけます。
- - ハンドルに操作ボタンを追加し、コンソールで行っていた操作をボタンひとつで簡単にできます。
- - コンソールにはタッチパネル・フルフラットモニターを採用し、視認性と操作性を向上させました。
- - マルチGNSS受信機はGPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、みちびきに対応し、安定した自動操舵を実現します。IMU(姿勢制御装置)と電子コンパスも一体化することで、正確な測位を実現しました。
高精度なRTKを簡単に利用可能
- - 手持ちのスマートフォンやWiFiルーターでRTK(ローカル基準局/Ntrip/ネットワーク型RTK)を標準で利用できます。
- - オプションで通信設定不要な専用端末(CL-20)も用意しています。
- - WiFiアダプタを標準装備しているので、GNSS補正情報を受信するための通信専用端末は不要です。
- - 専用端末(CL-20)を使用すれば、自動操舵システムの電源を入れるだけでネットワークに自動接続され、通信設定は不要です。
- - 当社の提供するタスクデータ管理クラウドサービス「TAP Fields」へ、圃場の境界線やA-Bラインなどのデータを自動でアップロードできます。
『Value Line』シリーズで実現するスマート農業
『Value Line』シリーズは、スマート農業導入の第一歩として、自動操舵システムを検討される方や、2、3セット目を検討されている方におすすめです。
- - 農作業の省力化
- - 作業負担の軽減
- - 作業精度の向上
- - 燃料消費量の削減
トプコンは、今後も農業が抱える課題解決に向けたソリューションを提供し、農業のDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献していきます。
株式会社トプコンについて
株式会社トプコンは、「医・食・住」に関する社会的課題をDXで解決するグローバル・ソリューションプロバイダーです。
- - 眼健診(スクリーニング)の仕組みづくりによる眼疾患の早期発見
- - 「農業の工場化」による食料の安定的な生産
- - 「建設工事の工場化」による安心・安全で住みやすい街づくり
トプコンは、これらの分野において、革新的な技術とソリューションを提供し、人々の生活の質向上に貢献しています。