愛知県半田市に全市立小中学校向けAI教材「キュビナ」導入

愛知県半田市におけるAI教材「キュビナ」の導入

愛知県半田市が、全市立の小中学校20校にAI型教材「キュビナ」を正式に採用しました。今回の導入により、約9,000人の児童生徒がこの新しい学習ツールを利用することになります。キュビナは株式会社COMPASSが開発した学習eポータルで、AI技術を活用して生徒一人ひとりの学びの状態を理解し、最適な問題を提供することが特徴です。

導入の背景

半田市は「確かな学力を身につけ、夢や目標に向かって自らを高めようとする人を育成する」という教育大綱を掲げ、ICTの活用を推進してきました。2023年から市内の一部の小中学校での実証的な使用を経て、2024年4月から全校での導入が決定しました。これにより、全ての児童生徒が個別最適化された教育を受けられるようになります。

教師の声

乙川東小学校の片岡優紀先生は、キュビナの導入によって「一人ひとりの学びの状態が掴みやすくなった」とコメントしています。子ども達が自らのペースで学ぶことができるよう、授業改善を図りつつ引き続きキュビナを活用していく意向を示しています。

効果検証と今後の展望

学校での利用状況を把握するため、2024年度にはCOMPASSとの共同で効果検証が実施される予定です。初期の結果では、学力の高い生徒だけでなく、学力が相対的に低い生徒にも効果的に支援できていることが示されています。この成果をもとに、2025年度も共に引き続き公教育の現場でキュビナが活用される予定です。

COMPASSのビジョン

COMPASSは、全国約2,300校、100万人以上の学生にキュビナを提供しており、さらに公教育へのICT普及を目指しています。全ての子どもたちに対して、公正で個別最適化された教育を提供することが会社の使命です。例えば、キュビナは5教科に対応しており、文部科学省に検定された教科書に基づいた問題を搭載しています。